令和ロマンがM-1史上初の2連覇!「ラストイヤーまであと8年。いつ出てくるんだろうっていう恐怖で怯えあがらせたい」
いま最も面白い漫才師を決める『M-1グランプリ2024』の決勝大会が12月22日、六本木のテレビ朝日で行われ、令和ロマンが史上初最多エントリーとなった10330組の頂点、第20代目のチャンピオンに輝いた。令和ロマンは昨年の大会でも優勝しており大会史上初の二連覇を果たした。 「当然のことです」と最終決戦に進んだ令和ロマン。バッテリィズ、真空ジェシカと渾身のネタでぶつかったあと、結果発表で画面に自分たちの名前が増えると静かにガッツポーズ。髙比良くるまは「去年の倍うれしいです。あー、まじでうれしい」。松井ケムリも「悔いなくやりました」。そして、すかさず「もう出たくないです。もういいです」。昨年くるまが出場すると宣言したことを思い出させるスピード感だった。番組は、ケムリの「俺たちがチャンピオンだ!」で終了した。 20回目の大会で令和ロマンが偉業を成し遂げた。現チャンピオンとして出場した『M-1グランプリ2024』で二連覇、さらに昨年と同様にトップバッターで登場し優勝した。 審査員と観客が見守るなか登場すると令和ロマンは「終わらせよう!」と笑顔で一言、そしてネタをスタートした。子どもの名前の話から最強の苗字はワタナベと展開。ワタナベ、サイトウ、ワダといった苗字のあるあるで笑わせ、それぞれの子を同じ学校に通わせる流れで「保護者会で漫才したいだろ!」のフレーズでオーディエンスの心をがっちりとつかんだ。審査員が控えめに点数をつけがちな一番手ながら9人のジャッジ全員が90点以上の点数をつけて850点の高得点を叩き出し、続くファイナリストたちに衝撃を与えた。 中川家の中川礼二は「完全に去年を超えていますよね。最初出てきて数十秒でトップじゃない空気。この1年を通じて令和ロマンはレベルを上げましたね」とコメント。オードリーの若林正恭は「圧巻でしたね。第一声の終わらせましょうで一気に会場をつかんで、技術もすごいし、感情が伝わってくるし、楽しそうだし。素晴らしい漫才でした」。他審査員も登場から風格があったなど高評価だった。 ファーストラウンドは、令和ロマンを皮切りに、ヤーレンズ、真空ジェシカ、そして敗者復活戦を勝ち上がったマユリカと決勝経験者が続々登場して順当に上位を埋めていったが、その流れを断ち切ったのが決勝大会に初めて出場を果たしたバッテリィズだった。偉人の名言を教えるというネタでオーディエンスは大喜び、審査員も「わくわくするバカ」「クリティカルなアホ」と手放しで賛辞を贈り、令和ロマンを超える861点をつけた。 上位3組で王座を争う最終決戦には、バッテリィズ、令和ロマン、真空ジェシカが進出。それぞれが渾身のネタを披露する中で、令和ロマンは昨年同様に1本目のしゃべくり漫才とは異なる漫才コントで勝負。そして9人の審査員から5票を集めて、二連覇を果たした。