尼崎在住・美魔女ファイナリストが語る美しさの秘訣は?
20代はオーディション落ちてばっかりだった
まずコンテストに向けて真っ先に体形改善から始めた。というのも、かつては太っており、8年前には体重が70キロ近くにも及んでいたという。 「今でも太りやすい体質なんで、油断すると太りますね。痩せている時の写真を送ってたから書類審査は受かったんですけど(笑)。当時は食事制限から始めました。と言っても、量を減らすのではなく、3食分を6回に小分けして食べるダイエット法です。それで4キロ落ちたんです。しかし、そこから一切落ちなかった。結局、食事改善だけでは無理だったので、ボクシングジムに行き始め、トレーニングを重ねてさらに4キロ減量、ようやく体重は54キロになりました。正直に言うと、もともとコンテストは好きじゃなかったので、出るのは嫌でしたね。昔からオーディションは嫌いなんです。20代の頃、モデルをやってた時、落ちてばっかりやったし、緊張しぃだったので、絶対ダメだと思ってましたから」 だが結果、422人の応募者の中からファイナリストに選出された。 「ファイナリストは5名で、それぞれ全員、テレビの密着取材があって放送され、名前も公表されます。実際、それから随分と世界が変わりましたね」 国民的美魔女は美意識が高く、すごくストイックで、コンテストもぴりぴりしていると言うが、関西美魔女はそんな感じではなく、中にはちゃらちゃらした人も。応募する目的も人それぞれで、賞金100万円だけを狙う人もいるという。
ファイナリストに選ばれ変わったことは?
ところで、ファイナリストに選ばれたことで、いちばん変わったのは何だろうか。 「とくに変わったのは“美意識”です。美は、永久に求めていくもの。求めなくなったらそこで終わる」と彼女はきっぱりと言い切る。さらに美しく保つ秘訣は?という質問に、まず美に対する意識を持つことだという。 「私はエステをやっているので、お肌を綺麗にしています。男性とはちがって女性に生まれてきた以上は、美に対する意識を持たないといけない。意識の強い人は綺麗になれると思います。40代、50代になった時に、さまざまなトラブルが身体に出る。体形を気にして野菜ばっかり食べていると、身体に艶が出ない。バランスのいい毎日の食事が大事です。私もサラダだけの時期もあったけど、今は肉も食べる。肉が筋肉になるので。それと、日本酒が好きで、よく飲みますね」 さらにこんなエピソードも。 「最近になっても、『美魔女の人ですよね?』とか声をかけられるので、ヘンな格好をして歩けない。近所に花屋さんがあり、時々花を買いに行くんですけど、花屋のオーナーさんにも『美魔女に出てましたよね?』って言われて。その時、ダサい格好をしていたから反省して。それから花を買いに行くのにも服に気を使うようになりました」 現在は東洋医学などを研究しながら美と健康を伝えつつ、エステサロンの経営に情熱を注ぐ。モデル事務所(アディス)に所属し、通販カタログや企業のHPのモデルなど、数々のモデルの仕事もこなし、トークショーなどにも出演する。 セミファイナルまで残った人たちが今、関西では美魔女としてそれぞれのステージで活動しており、1回のコンテストで14人、すでに42人が育っている。 「4月に美魔女のトークショーがありました。ファッションショーもあったので、ギャラリーは100人ほど。7月にも関テレの1階で美魔女トークショーがあり、それはもっと規模が膨らむみたいです。今後もそういうイベントに出たり、モデルの仕事も増やしたいと思ってます」 人は誰でも美しくありたいのではないか。美魔女たちの今後の動向にも注目したい。 (文責/フリーライター・北代靖典)