電車通勤ですが、正直にいうと自転車通勤でも大丈夫な距離です。「交通費」をもらいながら自転車通勤するのはダメでしょうか?
定期代が支給されるなら公共交通機関を使おう
会社から定期券代を交通費として支給されているのであれば、たとえ自転車で通える距離に住んでいても利用しましょう。また、会社によっては通勤にあたって公共交通機関を利用するよう指定しているところもみられます。 たとえば自転車通勤の場合、やむを得ない事情で遅刻したときに証明するものがありません。一方、公共交通機関を利用する場合は遅延証明書を受け取れるため、やむを得ない事情で遅刻したことが裏付けられます。 さらに、自転車で通勤する場合、オフィスによっては自転車を停めておく場所がないケースもあります。会社が公共交通機関を利用して通勤するよう定めているのであれば、自転車で通勤するのは避けましょう。 ◆定期券を使えるメリットもある 前述の通り、定期券はプライベートで使用しても問題ありません。したがって、会社の定期券を保有していると、プライベートで出掛ける際の交通費がお得になる可能性があります。 たとえば会社と自宅の区間内にある場所に出掛ける場合、定期券を使用すれば運賃を新たに支払う必要がありません。出掛けるときの交通費が軽減されるため、ちょっとした節約にもつながります。
定期代を不正に受給した場合のリスク
定期券代を受け取っておきながら、定期券を購入せずに別のことに使っていたことが発覚した場合は下記のことが想定されます。 ・定期代として渡していた金額を返還するよう命じられる ・不正受給として懲戒処分を受ける 定期券を実際に購入していなかった場合には、返還が求められる可能性があります。場合によっては不正が悪質な行為とされ、懲戒処分に発展する可能性もあるでしょう。 また、定期代を不正受給していた事実が明るみに出ると、社内における立場に悪影響を与える可能性があるでしょう。 「定期券代くらい」と軽い気持ちで目的外使用をすると、社内での信頼を失うばかりか、最悪の場合には仕事を失う可能性もあるため、支給された定期券代は定期券の購入に使用しましょう。
交通費は正しく使おう
自宅と会社の距離が近く自転車で通える場合、受け取った定期券代を別のことに使いたいと考えるかもしれません。 しかし、会社は従業員の交通費として費用をだしているため、別の用途に使うと不正受給とみなされてしまいます。最悪の場合は職を失う可能性もあるため、ほかのことに使うのはやめましょう。会社から受け取るお金は正しく使うことが大切です。 出典 厚生労働省 通勤手当について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部