巨人・浅野翔吾、”ダジャレ声出し” 山口オーナーが真剣にほめる「勝負は試合前の声出しから」優勝祝賀会
4年ぶり39度目のセ・リーグ制覇を果たした巨人の優勝祝賀会が11日、東京都内のホテルであった。山口寿一オーナーはあいさつで、浅野翔吾外野手(19)の試合前の円陣での”ダジャレ声出し”を褒めた。 山口オーナーは、今季の印象深い出来事として「(優勝)マジックが点灯した次の日、浅野君が円陣の真ん中でマジックを2本取り出して『マジックは水性じゃなくて、油性でいきましょう』と言った。この日は勝って、マジックも消えることなく着実に減らしました」と語った。続けて、浅野が敬老の日の声出しでも「勝って、今日は早く『けえろう(帰ろう)』」とダジャレを飛ばし、川相昌弘コーチにしかウケなかったが、チームは勝ったことにも触れた。 もちろん、単に参加者を笑わせようとしたわけではない。「勝負は試合前の声出しから始まっている。さらに言うと、去年の秋の練習から厳しい勝負が始まっていた」と一気にまじめな話に。「長い期間の地道な積み重ねがあったからこそ、菅野君の復活があり、戸郷君のノーヒットノーランがあり、岡本君、吉川君、丸君らの活躍があったのだと思っています」と感慨を込めた。 山口オーナーは閉会後に取材対応。浅野について「いい味出してますよね。何とか貢献したいと思ってやっているのが分かるから。そういうことも含めて、いい選手ですよね」と献身的な姿勢をたたえた。
中日スポーツ