130キロから1年で78キロ痩せた“霊視芸人”シークエンスはやとも「生き霊太りでした。体重が激減したのは20歳の頃。奥さんと出会う前です」
徹底的に家を掃除してくれた
そんななか、後に妻となった女性は、はやともさんの家を徹底的に掃除してくれていたという。 「いまも掃除好きなんですが、彼女はまず僕の家をキレイにしてくれました。その後付き合って、一緒に住み始めると、キレイな状態が保たれるようになって。そこから僕、お給料が下がったことがないんです。体重もどんどん落ちていったし、“憑き物が落ちる”という表現がありますが、まさにこういうことなのかな、と自覚しました」 ーー命の恩人のような方ですね。 「本当にそうなんです。この先お互い何があるかわかりませんが、奥さんには財産をすべてあげていいし、そう思えた初めての人でした」 2022年に結婚して、子どもも生まれた。現在は1歳半だという。 「子どもが生まれて改めて思ったのは、生まれながら憑いている赤ちゃんなんていないということ。人間は、置かれた環境によってその後が左右されるんです。極端な例ですが、たとえば親から性加害を受けた子どもは、愛情や性的なことに関して“歪んだ状態が正しい”ままで育ってしまう。それがその人にとってのノーマルだから。そうなると自分の心を殺していくことになり、取り憑かれる余地をとても大きく持ってしまうんです」 新著は「そういった心の隙間を抱えた人たちに、説教臭くなく伝えるのはどうしたらいいだろうかと考えて書いた」そうだ。 「メンタルがドロドロに落ちている状態の人、人間関係で主導権を相手に明け渡してしまっている人、そんな方たちの興味をひいて手に取りやすいように“ダイエット”というキーワードを入れたんです。根底には、“自分の意思を取り戻す”というコンセプトがあるんです」 有山千春
有山千春