“B1王者”広島が韓国王者に30点差の圧勝…3P攻勢止まらずアジア制覇へ前進
6月10日、FIBA主催のアジア最強クラブを決める大会『バスケットボールチャンピオンズリーグアジア(BCLアジア)』のグループラウンド第2戦が行われ、広島ドラゴンフライズ(日本)が107-77で釜山KCCイージス(韓国)に勝利。グループリーグ2連勝を飾り、決勝トーナメント進出に大きく前進した。 【動画】BCLアジア:広島vs釜山の試合フル映像 広島は前日のペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)戦と同じ、中村拓人、山崎稜、三谷桂司朗、ドウェイン・エバンス、ケリー・ブラックシアー・ジュニアの5名をスターターに起用。 立ち上がりはブラックシアーがインサイドで存在感を示し、一進一退の攻防となったが、第1クォーター終盤に上澤、エバンス、山崎の連続3ポイントが決まるなど、同残り3分から18-0のビッグランで突き放し、33-17とリードして最初の10分を終了。 第2クォーターも速攻で先手を取ると、初戦で大当たりだった上澤俊喜が長距離砲を射抜き瞬く間にリード拡大。停滞した時間帯もあったが、またしてもクォーター終盤に怒涛の連続3ポイントで圧倒。前半は3ポイント成功率72.7パーセント(11本中8本成功)と驚異的なスタッツで、22点リードの54-32で折り返した。 第3クォーターは中村、三谷のペイントアタック、エバンスが3ポイントで加点し順調にリードを拡大すると、同クォーター終盤には河田チリジとエバンスが豪快なダンクを叩き込むなど、一方的な試合展開に。 26点リードで突入した第4クォーターも広島の勢いは止まらず、今大会のラッキーボーイになりつつある上澤が立て続けに3ポイントを沈め、短期契約で加入した横地聖真も左ウイングから3ポイントを成功し初得点。最後は30点差をつける107-77で2連勝を飾った。 広島はエバンスがチーム最多24得点を挙げ、上澤が3ポイント8本中6本を決めて18得点、ブラックシアーが15得点9リバウンド、河田も14得点9リバウンドをマーク。チーム全体で3ポイント成功率55.2パーセント(16/29本)、2ポイント成功率61.5パーセント(24/40本)と高確率をキープし、リバウンド数も40-27と圧倒した。 これでグループBは広島が2勝0敗、韓国王者の釜山が0勝2敗で最終戦を迎えることに。同日23時30分から開催される試合でシャーダリ・ゴルガーン(イラン)がペリタ・ジャヤに勝利すれば、広島とゴルガーンのグループラウンド突破が決まる。 ■試合結果 <BCLアジア・グループB> 釜山KCCイージス - 広島ドラゴンフライズ 釜山|17|15|22|23|=77 広島|33|21|26|27|=107 ■ BCLアジアの大会概要 【開催地】 アラブ首長国連邦・ドバイ 【開催期間】 2024年6月9日~6月15日 【出場チーム】 ・グループA 遼寧フライングレオパーズ(中国) シャバーブ・アル・アハリ(UAE) NSマトリックス(マレーシア) アル・リヤディ(レバノン) ・グループB 広島ドラゴンフライズ(日本) シャーダリ・ゴルガーン(イラン) 釜山KCCイージス(韓国) ペリタ・ジャヤ・バスケットボール(インドネシア)
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