傷害事件を捜査する札幌白石警察署の警察官（９日）

　７日ごろから９日午前にかけて、札幌市白石区のマンションで62歳の妻の顔を殴ってけがをさせたとして、56歳の無職の男が逮捕されました。その後、妻はマンションから転落し死亡しています。 傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市白石区南郷通６丁目南に住む56歳の無職の男です。 この男は、７日ごろから９日午前11時ごろまでの間、札幌市白石区の自宅マンションで、同居する当時62歳の妻の顔面を殴打するなどして、けがをさせた疑いが持たれています。 ９日午前11時半ごろ、大きな音を聞いた通行人が、マンションの敷地内にいた女性を発見。「人が倒れている」と警察に通報しました。

　警察によりますと、62歳の妻は、男から数十回殴打され、あごと左頬を骨折する重傷でしたが、意識不明の状態で病院に運ばれ、搬送先の病院で死亡が確認されました。 62歳の妻は、男から顔面を殴られた後、何らかの理由でマンションの非常階段から転落したとみられています。

　取り調べに対し男は、「妻を殴ったことは間違いありません」と話し、容疑を認めているということです。 警察は、男の動機や妻の死因などについて調べを進めています。