【BCターフ】ローシャムパーク 頂点まで首差届かず2着 ルメールは末脚絶賛「負けたけど、すごい。2着でもすごくうれしい」
「BCターフ・米G1」(2日、デルマー) BCクラシックで日本馬初の快挙を目指したフォーエバーヤングは、必死に追い上げるも3着に敗戦。ダートの本場・米国の壁はやはり厚かった。ウシュバテソーロは10着、デルマソトガケは13着。BCターフでは、ローシャムパークが首差の2着と大健闘の走りを見せ、3着にはシャフリヤールが入った。BCマイルではテンハッピーローズが4着、ジオグリフは5着に終わった。 頂点まで首差届かなかった。ルメールとともに世界へ挑んだローシャムパークは、G1・6勝の大本命レベルスロマンスを外から猛然と追い込んだが、わずかに及ばなかった。それでもルメールは「間に合わなかったけど、すごくいい脚を使ってくれた。2着でもすごくうれしい」と力を出し切った相棒をねぎらった。 中盤までは最後方で脚をためて、外から進出。あっという間に2番手まで上がったが、王者だけは底力で抜かせてくれなかった。田中博師は「僅差だっただけに勝ちたかったけど、いいレースをしてくれた」と評価する。ルメールは「スローペースで少し掛かった。2400メートルも少し長かったから少しフラフラになった」と説明しつつ「すごくメンバーが強かった。負けたけど、すごい」と改めて大舞台で力走した相棒をたたえた。 G1未勝利ながら世界の強豪と互角に戦った。「2000メートルの方がいいと思う。日本に帰ったらG1でいい結果を出せる」とルメール。この経験を糧に日本で、そしてまた世界で躍動してみせる。