北朝鮮とベラルーシ 平壌で外相会談=「親ロシア」で交流加速
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が前日、ベラルーシのルイジェンコフ外相と平壌の万寿台議事堂で会談したと報じた。 同通信は、会談で両氏が「伝統的な親善協力関係をさらに強化・発展させるための問題」について議論したと伝えた。 また、相互の関心事である地域と国際情勢について踏み込んだ意見交換が行われたとも明らかにした。北朝鮮とベラルーシはいずれもロシアと近い関係にあることから、ロシアとウクライナの戦況について話し合ったとみられる。 ルイジェンコフ氏は同日、尹正浩(ユン・ジョンホ)対外経済相とも面会した。 ベラルーシの国営ベルタ通信は前日、ルイジェンコフ氏が尹氏に会い、食料安全保障、教育、保健など国連安全保障理事会決議の制限を受けない分野での2国間経済協力の発展策に注目したとして、ベラルーシが北朝鮮に食品を供給し、北朝鮮の化粧品をベラルーシが輸入すると報じた。 ただ、ベラルーシは過去に対北朝鮮制裁決議に違反して北朝鮮の労働者を受け入れたことがあるため、この日の会談で北朝鮮労働者のベラルーシへの派遣計画が議題となった可能性もある。 代表的な親ロシア国であるベラルーシは昨年、ルカシェンコ大統領が北朝鮮とロシアとの「3カ国協力」の意志を表明して以降、北朝鮮との交流を加速させている。 23日に訪朝したルイジェンコフ氏は、26日まで北朝鮮に滞在する予定だ。先月27日に外相に就任したルイジェンコフ氏は、任命から約1か月で北朝鮮を訪問した。
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