派手すぎてむしろくつろげないかも…?カラフルで個性的な世界のデザインホテル・ランキング
3 ブロードウィック・ソーホー(イギリス、ロンドン)
8階建ての活気あふれるホテル。インテリアを手掛けたマーティン・ブルドニツキは派手なプリントと賑やかな色合いを使い、エキセントリックな民家を再現しています。コーラルピンクのドアからなかに入ると、ホテルオリジナルのゾウのモチーフをはじめインドの文化的な要素と遊び心に満ちた世界が広がっています。 クリエイティブ・ディレクターのアンドレア・ジェラルディンは「すべてのスイートにジャイプールの職人が手づくりしたインドの真鍮製のゾウのミニバーが備えられています」と語ってくれました。
4 ザ・ジョージアン・ホテル(アメリカ、カリフォルニア州サンタモニカ)
1930年代のホテルをデザインスタジオのフェトルが修復、改装しました。ハバナのアール・デコ時代の様式と色彩からインスピレーションを得ています。 「キューバのアール・デコムーブメントに度々見られる、パンチの効いた青と深い赤に忠実なデザインを目指しました。最終的にはよりさりげなく、遊び心がありながら控えめでニュアンスのある雰囲気になりました」とフェトルの共同設立者で代表のトム・パーカーは語ります。1階にある、青い大理石を帯状にあしらいグレーと白のタイルでモチーフを描いたバーの美しさ、すべてが目を見張るほどです。
5 ヴェルメーリョ・ホテル(ポルトガル、メリデス)
クリスチャン・ルブタンがポルトガルにオープンしたラグジュアリーホテルで、ルブタンのアイコニックなセンスと地元の職人たちの技を称えています。堂々としたメインエントランスを演出するのはアーティストのジュゼッペ・デュクロが手掛けたブルーのファサード。インテリアのハイライトは緻密につくられた木工細工とタイル張りです。 「折衷的でマキシマムなインテリアです」とルブタン。「ポルトガルのカルチャーから取り入れたものがたくさんあり、泊まるたびに新しい発見がある点が気に入っています」
6 ポスト・ランチ・イン(アメリカ、カリフォルニア州ビッグサー)
ミッキー・ミューニッヒが設計、複数の建物で構成されたアイコニックな宿泊施設です。ビッグサーの崖の上に立つ建物は客室と自然の境界線が曖昧な設計で、まさにオーガニック建築そのもの。 「私たちのカラーパレットは主に素材にこだわっています。内側と外側をことさらに分離させず、風景に溶け込ませたいのです」と語るのはオーナーのマイク・フリード。敷地内には巨大なオークとレッドウッドの間に挟まれたツリーハウスから草や野草でできた「生きる屋根」をのせたオーシャンフロントの家まで、バラエティに富んだ建物が立っています。