【KNOCK OUT】久井大夢が横浜武道館でリベンジロード「ベルトかかってる、絶対勝たな」
立ち技打撃格闘技のKNOCK OUT(ノックアウト)は30日に横浜武道館でビッグマッチ「K.O CLIMAX 2024」を開催する。19歳ながらすでに同団体で3本のベルトを巻いている久井大夢(19=TEAM TAIMU)は、今大会で行われる「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」準決勝3分3回延長1回で、今年4月に敵地カンボジアで判定負けしているピッチ・ソムパッツと戦う。決勝に進めば11月に敗れたロムイーサン・TIGER REON(タイ)と戦う可能性もある。念願のリベンジロードを前にした久井の心境とは。 -当初は準決勝で下地奏人選手との対戦が発表されていましたが、ピッチ選手陣営の「ちゃんと抽選をやってほしい」という要望で抽選が行われ、対戦相手がそのピッチ選手に変わりました。それについては 「下地選手とやるつもりで対策もしてたんですけど、急に変わったのでビックリはしましたね。ただ、ピッチ選手はもともとやりたかった選手なので、準決勝で無傷の状態でやれるのは逆にありがたいですけど」 -まず黒星となってしまった11・2のロムイーサン・TIGER REON戦を振り返ってください 「うーん……自分のやりたいことがさせてもらえない試合でしたね。それであんなにふがいない試合になってしまって、申し訳ないです」 -2ラウンドから特に、首相撲に捕まってしまいましたが 「そうですね、首相撲は強かったです。試合前の想定では、もっと前に出てくると思ったんですよね。あんなに出てこないとは思ってなくて、というのはありますね」 -あの負けを踏まえて考えたことは 「首相撲に関しては、いつも行ってるんですけど広島のTRASHというジムでまた徹底的にやってきました」 -そのTRASHの江木大輔会長が、今回のトーナメントではセコンドにつくとSNSに書いていました 「はい。首相撲の部分はお願いしています」 -ではもう、穴はない 「ないです! 大丈夫です」 -初の1DAYトーナメントという点についてはどうですか 「1DAYなので絶対ケガもすると思うんですけど、いつもは試合が終わった後でも『すぐ次の試合できるな』という感覚があるので、問題ないのかなとも思ってるんですけど」 -試合後に「今日、この後にもう1試合やっても大丈夫」ぐらいの感覚なんですか 「まあそうですね(笑い)。試合後も、疲れたなという感覚もそんなにないので、そこは大丈夫かなとも思います」 -タイトルが懸かっているということについてはどうですか? タイトルマッチは4回目で、これまでは全勝ということになりますが。 「タイトルが懸かっているから気負ったりというのは特にないですね。ただ1DAYトーナメントは初めてやし、ベルトが懸かってるからには、絶対勝たなアカンと思ってるので、しっかり獲り切ります」 -4人中2人に過去に負けているという点では、一番大変ではありますよね 「そうですね。オープンフィンガーグローブ(OFG)というのもあるし、ヒジありで、一番過酷やと思いますね。OFGについてはだいぶ練習もして『軽いな』という感覚がメッチャあるんで、メッチャいいと思います」 -ただ一方で、前回のロムイーサン戦のように、首相撲の際に相手側がガッチリ組めるということもあります 「それもあるとは思うんですけど、その分TRASHでメッチャ対策もしたし、全然問題ないと思っています」 -決勝でやはりロムイーサンとやりたいですか 「やりたいですし、普通にロムイーサンが上がってくると思います。リベンジを2つ成功させて、優勝して新たなタイトルを獲りますよ」 -ここで優勝してベルトを獲って、2025年こうしたいというビジョンはありますか 「デビューして4年目なんですけど、いつも想定外のことが起きて、ベルトを複数獲るとも思ってなかったので、あんまり目標みたいなものを立てずに行った方がいいのかなとは思います」 -最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう 「今回はOFGになるんですけど、そこで見られる自分のテクニックとかスピード感に注目してもらえればと思います。ホントにメッチャ軽く感じるんで」