米金利決定待ちでビットコインが4万1000ドルで安定──AVAXがドージコインを抜く
ビットコイン(BTC)は12日、13日に行われる今年最後の米金利決定を控え4万1000ドル付近(約594万5000円、1ドル145円換算)で安定した。12日の大規模なレバレッジ清算と8月中旬以来最大の日次ドローダウンは消化されいる。 ビットコインは12日、一旦前日の安値4万200ドルから4万2000ドルまで回復したものの、アメリカ時間午後には4万600ドルまで下落。その後若干回復し、本記事執筆時点では過去24時間では0.3%と若干の上昇となる4万1300ドルで取引されている。 イーサリアム(ETH)は同期間に1%下落し、2200ドルを下回った。
アルトコインが急騰
ビットコインとイーサリアムの勢いが鈍化する一方で、多くのアルトコインが12日に急騰した。 ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)、インジェクティブ(INJ)が主要暗号資産(仮想通貨)の中で最もパフォーマンスが高く、過去24時間で10%~20%上昇した。 アバランチ(AVAX)は12日に5%近く上昇。1カ月で2倍以上に上昇したことになり、時価総額でミームコインのドージコイン(DOGE)を抜いた。 最近ローンチしたブロックチェーンデータソリューション「セレスティア(Celestia)」のトークンTIAは、ポリゴン(Polygon)のソフトウェアツールを使用してイーサリアムブロックチェーン上に新しいレイヤー2ネットワークをスピンアップするブロックチェーンビルダーのオプションになると発表したため、20%急騰して史上最高値を更新した。 Token.Unlocksによると、ベンチャーキャピタルが支援するブロックチェーン「アプトス(Aptos)」のトークンAPTも16%上昇。2億ドル(約290億円)相当のトークンが12日にアンロック(ロック解除)されたものの、影響はなかった。 暗号資産市場全体のパフォーマンスを示すCoinDesk Market Index(CMI)は過去24時間で1.2%上昇した。