【F1】ヒュルケンベルクがリタイヤした角田裕毅にも“非があった”と指摘「自分自身を救えたはずだが、そうしないことを選んだ」
F1イタリアGP決勝が現地9月1日に行なわれ、ホームレースとなったRBの角田裕毅はハースのニコ・ヒュルケンベルクと接触しわずか7周でリタイヤ。角田はレース後に相手のミスによってレースが終わってしまったと話した一方でヒュルケンベルクは少し異なる印象を持っているようだ。 【動画】ヒュルケンベルクとの接触で角田裕毅が無念のリタイア 今大会から持ち込んだアップデートが機能せず決勝では角田が16番手からスタート。一時14番手まで順位を上げたものの、5周目の第1コーナーをターンしたところで右後方からオーバースピードで飛び込んできたヒュルケンベルクのマシンが角田車の側面にヒット。角田はレース続行を試みたがフロアを破損してしまいリタイアとなった。 レース後に角田は「今日はかなりイライラしている。ニコとの接触により、スタートから数周後にレースが終了してしまったのは残念だ。私はできるだけ多くのスペースを空けようとしたが、彼が行き場を失ったようで、コントロールを失い、私にぶつかった」と、あくまでスポーツマンシップに則ってライバルの侵入する場所を残していたものの追突されてしまったと話した。 この接触は結果的にヒュルケンベルクに非があるとして10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2点が与えられた。しかし英専門メディア『PLANETF1.COM』によると、ヒュルケンベルクは角田にもできることがあったと考えているという「もちろん、私が望んでいたように止めたわけではないが、彼は私がかなり速く接近するのを見て、それでもターンすることを決めたと思う」と振り返り、「彼は自分自身を救うことができたはずだが、そうしないことを選んだ」と私見を述べた。 構成●THE DIGEST編集部
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