吉高由里子さん「大河ドラマ『光る君へ』は優美とは真逆。雅の世界はハード」と語る理由|美ST
どこまでも柔軟で、聡明。そして、かわいらしくてナチュラルで茶目っ気たっぷり。誰もが心をつかまれて離さない人間力は、稀有な存在に。その秘密は、良いときも悪いときも「こんなもんだよ」精神。自分をよく見せようとしない、フラットな心持ちが周りを巻き込み、笑顔の連鎖が生まれるのです。一方、大河ドラマ「光る君へ」で紫式部の愛の物語をドラマティックに演じる変貌自在さにも心を揺さぶられる人が多数。しなやかなでみずみずしい、心のあり方について、お話を伺いました。 【写真あり】美STだけの特別カット!吉高由里子さんの透けニット姿
日常にメリハリをつけ、ふとした瞬間もマイペースに楽しむ「五感を癒してリラックス」が由里子流
お話を伺ったのは…吉高由里子さん(36歳) 《Profile》吉高由里子さん(36歳) ’88年東京都出身。映画『蛇にピアス』で主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞とブルーリボン賞新人賞をW受賞。’14年NHK連続テレビ小説「花子とアン」主演。その後も「最愛」「ユリゴコロ」「きみの瞳が問いかけている」「星降る夜に」など話題作に多数出演。今年度NHK大河ドラマ「光る君へ」では主人公紫式部/まひろ役を務める。 大河ドラマ「光る君へ」の撮影も佳境。演じる“まひろ”こと紫式部は結婚後、女房装束を纏います。実際着てみると、みんなに経験してもらいたいくらい辛いです。長時間着用するうえ、なにせ約20キロの重さ、動きが取れません。背中が押され、肩こりが半端なくて優美とは真逆。雅の世界はハードだなあ、と修業中です。俳優の鈴木亮平さんに、肩を鍛えれば肩こりはなくなるよ、と、マッチョレクチャーを受けたものの、何しろ運動と言えば「寝返りを毎日しています」と答えるほど運動嫌い(笑)。 そこで整体に通い始めました。劇的な改善はないですが、コツコツと通っています。お風呂もいいですね。炭酸泉と汗をかける石を入れ、ずっと肩まで浸かっていると苦しくなって時計ばかり見てしまう。だから10分ほど浸かったらミストシャワーを浴びて休憩し、再び浸かると徐々にお湯を抜いて水位を下げる独自のメソッドで長く入れるようになりました。汗を思い切りかいてものぼせないし、心身ともにすっきり。本当は真っ暗にしてキャンドルを点け、火の揺らぎを見ていたいけど、すぐお風呂場TVをつけちゃう。いい女をやりたいのに令和人間です(笑)。