燃え盛る炎、無病息災祈る 師走恒例「大梵焼祭」 清水寺(島根・安来) 護摩木を投げ入れ、年送り「来年が良い年になるように」
清水寺(島根県安来市清水町)で17日、師走恒例の年送り行事「大梵焼祭(だいぼんしょうさい)」があった。参拝者は燃え盛る護摩壇に手を合わせて一年の平穏を感謝するとともに、来年の無病息災や心願成就を祈った。 【動画】新年の無病息災祈る 安来・清水寺で大梵焼祭
ヒノキの枝葉で覆った護摩壇にたいまつで火が着けられると、炎が立ち上り、煙が広がった。清水谷善暁(ぜんぎょう)貫主(47)が法要の趣旨を述べる表白(ひょうびゃく)を唱え「家内安全」「身体健全」「交通安全」との願いが書かれた護摩木や、古い縁起物を燃え盛る火の中に投げ入れた。 参拝者は、護摩壇の煙を浴びて手を合わせて僧侶や山伏から御加持を受け、振る舞われたぜんざいで体を温めた。清水谷貫主は「この一年間に感謝し、来年が良い年になるようにとの思いを込めて法要を務めた」と話した。