豊橋で女性の記事を増やすWIKIGAP
故鈴木恵子さんの業績調べる
オンライン百科事典「ウィキペディア」で女性に関する記事を増やすことを目指すイベント「WIKIGAP(ウィキギャップ)」が13日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開かれた。映画やドラマのロケをサポートする「とよはしフィルムコミッション」や昨年10月に亡くなった元専務理事の鈴木恵子さんの業績を調べ、編集した。 ウィキペディアは誰でも自由に編集できるが、人物紹介で女性は全体の2割にとどまる。2018年にスウェーデンでウィキペディア上での性差をなくす「ウィキギャップ」運動が始まった。豊橋市議の古池ももさんらが企画した。 前半は、元ウィキペディア日本語版管理者を務めた海獺(らっこ)さんが、ウィキペディアの考え方や編集で気を付けるべき点を説明した。「中立的に百科事典っぽく書くことを心がけて。丸写しはしないように」と教えた。 続いて、フィルムコミッション事務局長の藤沢英樹さんが、鈴木さんの裏話を語った。「TBSドラマの陸王の撮影では、国道1号を通行止めにした。他市だったらありえない。警察など関係各所に何度も通うなど、恵子さんの行動力と人望があったからこそ実現した」と回想した。 その後、グループに分かれ、新聞や資料を手に、出典を明記しページを作った。