三連休初日も西~東日本で35℃超え続出 太宰府は国内最多56日目の猛暑日に 連休最終日にかけても蒸し暑さ続く
三連休初日となる14日(土)午後3時までの最高気温は、西日本や東日本の80地点で35℃以上の猛暑日となり、9月中旬にも関わらず体にこたえる猛烈な残暑が続いている。連休最終日の敬老の日・16日(月)にかけては35℃を下回る所が多くなるものの、湿度が高く蒸し暑さが続く見通しだ。なお、連休明けには再び関東甲信から九州で猛暑日が続出する可能性がある。
9月中旬なのに猛暑日続々
三連休初日となる14日(土)は、西日本から東日本の日本海側を中心に晴れて気温が高くなっている。午後3時までの最高気温は80地点で35℃以上となり、福岡県太宰府市は36.6℃を観測して今年56日目の猛暑日となった。これで、太宰府市は国内最多となる猛暑日日数をさらに更新し、約2か月間も35℃以上になっている。 加えて、南風が山を越えて気温の上がるフェーン現象の影響で、長崎県南島原市口之津(くちのつ)では37.8℃を観測。同地点における9月の観測史上1位の値を更新するなど、9月も中旬だというのに体にこたえる猛烈な残暑が続いている。
連休中日も九州では35℃超え予想
連休中日となる15日(日)は、秋雨前線が西日本や東日本付近まで南下する見通し。そのため雲が広がり、雨が降ったりやんだりの所が多くなりそう。前日より日差しが届きにくくなる分、猛暑日エリアは縮小しそうだ。それでも、最高気温は熊本36℃、長崎35℃など九州を中心に猛暑日になる所がありそう。そのほかは33℃前後の所が多く、湿度が高いため真夏のような体感が続く見通し。まだまだ真夏と同じ熱中症対策を徹底して過ごした方がいいだろう。
次の三連休は秋の空気が優勢に
三連休最終日となる敬老の日・16日(月)も、西日本や東日本では35℃を下回っても蒸し暑さが続く見通し。連休明けの17日(火)から18日(水)にかけては晴れる時間が長く、関東甲信から九州にかけてはまた猛暑日が続出する可能性がある。連休明けにかけても、記録的な残暑が続きそうだ。
ただ、19日(木)ごろからは雨が降りやすく、この雨を境に西日本や東日本も真夏の空気から秋の空気に入れ替わる見込み。次の三連休にかけては、最高気温が30℃を下回る所が多くなりそうだ。週の中での寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないよう気をつけたい。 (気象予報士・鈴木悠)