三菱ふそうトラック・バス、インドネシアでEV小型トラック「eCanter」の販売を開始!
三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、インドネシアにおいて小型電気トラック「eCanter」の販売を開始した。7月18日から28日まで同国で開催される「第31回GAIKINDOインドネシア国際オートショー(GIIAS)」において、MFTBCとFUSOの現地販売代理店であるPT Krama Yudha Tiga Berlian Motors(以下、KTB社)は、郵船ロジスティクスのインドネシア法人であるPT.Yusen Logistics Indonesia(以下、YLID社)に小型電気トラック「eCanter」の初号車が納車された。MFTBCがインドネシアで発売した電気小型トラック「eCanter」は、2023年のGIIASでインドネシアで初公開され、その後KTB社では同国での市場投入に向けて十数社の現地大手企業と共同で大規模な試験的導入が実施されていた。今回の導入により、MFTBCは同国で量産型電気トラックを顧客に初めて導入した企業となった。 「eCanter」は2017年の発売以降、世界中で1,200万km以上の距離を走行しており、普通充電と急速充電に対応するゼロエミッション車両だ。「eCanter」の充電は、顧客の物流拠点となる倉庫や、インドネシアでの販売が集中することが見込まれるジャカルタ広域などの大都市圏の公共充電ステーションで行うことができる。 「eCanter」のドライバーからは、ディーゼル車に比べて騒音や振動が少ない静寂性、スムーズでレスポンスの良い加速性、4段階の回生ブレーキなど、車両の快適性や安全性、そして使いやすさなどが高く評価されている。 インドネシア向け「eCanter」は、容量83kWhのMサイズバッテリーを搭載した、車両総重量(GVW)6トン、ホイールベース3.4メートルのモデルが展開される。高トルクな性質により、より多くの荷物を力強く運ぶ輸送ニーズに適している。「eCanter」は同国にて、先行して3拠点のディーラーより販売される。
MotorFan編集部