9月21日・本州最南端の潮岬で「空飛ぶクルマ」のデモ飛行開催へ/和歌山県
和歌山県は、大阪・関西万博の目玉のひとつ「空飛ぶクルマ」のデモンストレーションを、9月21日、串本町潮岬の「望楼の芝」で行うことになりました。 和歌山県は、大阪・関西万博以降「空飛ぶクルマ」の商業運航を促進し、離着陸場の整備を行う方針を示していて、空飛ぶクルマのメーカーや観光関連など民間企業との連携を深めています。 大阪・関西万博の目玉の一つとなる空飛ぶクルマの実証実験を国土交通省に申請し、9月21日の午前11時からおよそ30分間、潮岬望楼の芝でデモ飛行を行うことになりました。 機体は2人乗りで、当日は望楼の芝の敷地内の高さ最大およそ50m程度まで上昇し、円を描くように飛行して着陸する予定で、条件が整えば、有人飛行を行う可能性もあります。ただし、当日天候が悪ければ翌22日に順延されます。 また、望楼の芝では、デモ飛行にあわせて、空飛ぶクルマの機体に地上で乗れる体験や、ドローン体験、さらに隣接する南紀熊野ジオパークセンターでは、高校生が考える空飛ぶクルマのアイデアの発表会や、VRで空飛ぶクルマの景色を楽しめる疑似体験なども行われます。 和歌山県の岸本周平知事は「大阪・関西万博の機運醸成をはじめ、空飛ぶクルマの観光面や防災面での活用につなげるための重要な過程だと考える」と話しています。