【NFL】チャージャーズで「キャリアを終えたかった」が「いろいろなことが起こるもの」とベアーズWRアレン
4月に32歳になるアレンが、2023年にキャリアで最も印象的なシーズンを過ごしたことに、議論の余地はないだろう。シーズン最後の1カ月間、かかとのケガで試合に出られなかったにもかかわらず、アレンはキャリアハイとなる108回のレシーブを記録し、1,243ヤード、タッチダウン7回をマーク。また、試合平均ヤード(95.6ヤード)でも、これまで積み上げてきた輝かしいNFLキャリアの中でも特に素晴らしい数字を残した。
アレンとD.J.ムーアは完ぺきなコンビとなるだろう。昨年3月にカロライナ・パンサーズからベアーズにトレードされたムーアは、アレンと同じく昨季にプロとして最高のシーズンを送ったばかりだ。アレンはフィールドのどこにいてもプレーを決められるだけではなく、アンダーニースでオープンになり、チェーンを動かすのにも長けている。一方、レシーブ平均ヤードがアレンより約3ヤード多いムーアは、プロボウルに6回選出された経歴を持つアレンが相手の注意を引くことで、フィールドの深いところの危険度をさらに増すはずだ。
アレンはムーアと組むことになるコンビについて「プレーを生み出せて、マンカバレッジで打ち勝てる選手が2人いたら、いつでもタフになれる。いつでもだ。もちろん、彼は長い間、このリーグでプレーしてきた選手だし、俺自身もそうだ。俺たち2人が一緒になれば、かなりいい感じになるだろう」と話している。
新たにランニングバック(RB)ディアンドレ・スイフトを加えたことで、補完的なランニングバックの安定性を誇っているベアーズは、タイトエンド(TE)ポジションにもコール・ケメットという堅実な選択肢を有している。約10年前、ベアーズではマット・フォルテやブランドン・マーシャル、アルション・ジェフェリー、マーテラス・ベネットといった選手が活躍していた。その時代から今までで、ベアーズの攻撃面におけるスキルポジションは最も充実していると言えよう。