【NFL】チャージャーズで「キャリアを終えたかった」が「いろいろなことが起こるもの」とベアーズWRアレン
自分がロサンゼルスを離れることになるとは一切想像していなかったとしても、キーナン・アレンはウインディシティへ向かう準備ができている。
プロボウルに何度も選出された経歴を誇るワイドレシーバー(WR)のアレンは、現地14日(木)にトレードされるまで、NFLキャリアのすべてをチャージャーズで過ごしてきた。ルートランニングを得意とするアレンはチャージャーズで、900回以上のレシーブで1万ヤード以上を記録。現在、そのルートランニングの能力は、シカゴ・ベアーズがフランチャイズを好転させるのに役立つと期待されている。
アレンは土曜日に入団記者会見の場で「新しい機会に間違いなく興奮している」とコメント。「新しい組織に所属する。この組織には多くの伝統がある。もちろん(チャージャーズで)キャリアを終えたかったけど、いろんなことが起こるものだし、前に進んでいかなきゃいけない」
チャージャーズからの意外なトレードは、チームがアレンにペイカットを打診し、アレンがそれを拒否した後に行われた。ジム・ハーボーがヘッドコーチ(HC)に、ジョー・ホーティズがジェネラルマネジャー(GM)に就任して刷新されたチャージャーズ幹部は、クラブがまだサンディエゴに本拠地を構えていた2013年のドラフトで3巡目指名を受けてから11シーズンを経て、リーグ屈指のワイドレシーバーに成長を遂げたアレンに対し、それを見守ってきたスタッフが抱くであろう忠誠心を持ち合わせていなかった。
キャップに苦しむチームを引き継いだホーティズGMおよびハーボーHCは、ビジネス上の決断を下している。アレンもまた、感情を抜きにして契約再構築の要請に向き合っていた。
「感情は一切なかった。そうしなかった。そうしなかったんだ。自己最高のシーズンを終えたばかりだから、そうはならなかった」とアレンは話している。
そうしたプロセスの結果、ベアーズは2年連続でオフシーズンに試合の流れを変えられるワイドレシーバーをトレードで獲得した。