「間接パワハラ」と国を提訴 長崎労働局の元職員
同僚への上司のパワハラを目の当たりにし、精神的苦痛を受けたなどとして、長崎労働局に勤めていた男性が14日までに、国に330万円の損害賠償を求め長崎地裁に提訴した。12日付。原告側は「間接的パワハラ」だと主張している。 原告は長崎市の永瀬仁さん(54)。訴状などによると、21年4月~22年1月、配属部署の課長が部下の課長補佐に「人間腐ってるわな」「給料全部返せ」などと発言する様子を間近に目撃し、苦痛を被ったとしている。21年12月に内部通報をした後、不当に低い人事評価を受けたとも訴えた。 永瀬さんは「目の前で繰り返しパワハラが行われ、精神的に弱って職務に集中できなかった」と話した。