西田敏行さん死去「とても気配り上手な方でした」…映画「釣りバカ日誌」ロケ、九州の関係者らしのぶ
見る人を笑わせ、そして泣かせる。76歳で亡くなった西田敏行さんは、軽妙なコメディーから重厚な人間ドラマまで、幅広い役柄を演じ、親しまれてきた。テレビや映画に欠かせない、日本を代表する名優だった。 【表】西田敏行さんの主な出演作
映画「釣りバカ日誌」の撮影が行われた九州でも、西田さんと交流のあった人たちがしのんだ。
2005年に18作目の撮影があった長崎県佐世保市で、当時ロケの誘致を担当した佐世保観光コンベンション協会の口木史香さん(50)は「地元の人たちに積極的に声をかけ、とても気配り上手な方でした」と思い出を語った。
21作目は08年に大分県佐伯市を中心にロケが行われた。市は「釣りバカ支援室」を設置。当時、支援室係長だった武田晴美副市長(66)は「映画を通して市を全国に広めてくれ、感謝の気持ちでいっぱいだ」と悼んだ。