元オリックスの三菱重工East・武田健吾「全員で一丸となって戦っている」打っては本塁打、守ってはフェンスに激突の好捕
三菱重工East(横浜市)が29日、第95回都市対抗野球大会・準決勝の東京ガス(東京都)に4-1で勝利し、初の決勝進出を決めた。 オリックス・中日で活躍し、今季からチームの副キャプテンに就任した武田健吾は8回に「狙い球のカットボールが3球目に来たので、それをしっかり仕留めることができたのはよかったと思います」とライトへ本塁打を放ち、守っても「気持ちでとりました」と中堅の守備でフェンスに激突しながら大飛球を好捕した。 2年前はENEOSの補強選手として優勝を経験した。今回は自分の所属チームで2年越しの決勝となった。 「ENEOSさんに補強で行った時は勝たせて貰ったというか。補強選手でもあったし、皆について行って勝った感じだったんですけど、今回は自チームという事で、今年の初めから優勝目指してやって来たので。そこは自分にプレッシャーを掛けて楽しみながらやりたいかなと思います」。 今年で3年目、22年の都市対抗野球から23年、24年と出場した試合で全てヒットを放ち、3年がかりで12試合連続ヒット。今大会の打率は15打数6安打で.400、22年から都市対抗野球では12試合で通算48打数20安打で打率は.417、 3本塁打、7打点。 「そうなんですか!」と笑顔で反応し、「あんまり気にしてなかったんですけど、毎試合ヒットを打つっていうのは良いことだと思うし、1日1本良いところで。今年はあまり良いところで打てていないので、明日はチャンスで1本打てるようにやって行きたいと思います」と決意。 「副キャプテンだからといってやる事はないので、全員で一丸となって戦っているので、それが今、いい形で繋がっていると思います」と話し、決勝に向けては「全員野球で戦っているところが、今年の三菱の強いところだと思います。明日絶対優勝します」と意気込んだ。 決勝戦は30日、18時からJR東日本東北(仙台市)と対戦する。 (取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
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