【2024パリ五輪】海外の報道カメラマンが厳選! 注目の女性アスリートを収めた“決定的瞬間”
【7月28日】 劇的逆転!世界が注目した19歳MF谷川萌々子選手
スタジアム「パルク・デ・プランス」で行われた女子グループCのブラジル対日本戦で、先制ゴールを決めて喜ぶ日本代表のMF谷川桃子選手。 撮影した渡辺浩弐氏は、「このダイナミックな写真には、喜びのあまり飛び跳ねる谷川選手と、それに駆け寄るチームメイトたちの姿を一緒にとらえている。この瞬間の高揚感とチームスピリット(彼女たちの魂)を体現する一枚に。このシーンは、女子サッカーの世界的な人気と認知度の高まりを物語っているだろう」とコメントしてくれた。
【7月29日】 「金メダルに恋した14歳」と実況された吉沢恋選手
パリ五輪スケートボート「女子ストリート」で金メダルを獲得した吉沢恋選手。スケートボードの女子ストリートの決勝はパリ中心部にあるコンコルド広場で行われた。撮影したジュリアン・フィニーは「吉沢恋選手が喜びとともに、自分自身を誇り思っている瞬間をとらえることができた」とコメントしている。
また表彰式を撮影したマーヤ・ヒティは、「金メダリストとして偉業を成し遂げた吉沢選手が、自撮りをして喜ぶ姿に、14歳であることを改めて気づかせてくれる一枚になった。しかし、彼女の力強いまなざしを美しく際立たせている瞬間でもある」とコメント。
【7月29日】 まるでダンスをするかのようにシンクロする“シダマツ”ペア
大会3日目に行われた、バドミントン女子ダブルスのインドとの対戦で、日本の松山奈未選手と志田千陽選手が、俊敏なチームワークを披露している一枚。 撮影したエズラ・ショーは、「松山選手と志田選手…このアスリートたちは、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナという舞台に立ち、集中しながらもまるで踊っているかのようにシンクロした動きをみせていた。この一枚は、二人のアスリートとしてのパフォーマンス、技術の高さ、力強さを表している。ただ単に競い合う試合だけでなく、卓越性を追求し、スポーツにおける障壁を克服するために他者を鼓舞する女性アスリートの精神が見えてきた」とコメントしている。
【7月30日】 米シモーネ・バイルズ選手、2大会ぶり個人総合
メンタルヘルスの問題による休養を乗り越えた体操シモーネ・バイルズ選手。東京大会では、メンタル問題を訴えて個人総合の決勝を欠場…、アスリートのメンタルヘルスの問題に一石を投じ注目を集めた。 撮影したナオミ・ベーカーから、「バイルズ選手が美しく、そして力強く宙を舞う姿がとらえることができた。現在27歳の彼女は、メンタルヘルスの問題で東京オリンピックを一部辞退してから3年後のパリオリンピックの舞台にも復帰し、アメリカ代表チームを金メダルに導いたのだ。この一枚は彼女の驚異的な身体能力だけでなく、優雅にダンスを舞うような彼女の芸術性を表せた」とメッセージをもらった。