【2024パリ五輪】海外の報道カメラマンが厳選! 注目の女性アスリートを収めた“決定的瞬間”
【写真集】スポーツにおけるジェンダー平等、公正でインクルーシブな描写を目指して
オリンピック報道写真のガイドラインには、多様性や公平性を重視し、セクシーさや不必要に容姿注目しないことが定められている。 今回のパリオリンピックで、ICO公式フォトエージェンシー「ゲッティイメージズ」に所属する世界の報道カメラマンたちから、公正でインクルーシブな描写(写真)を伝えるために、実際に彼女・彼らが現場で撮影し印象的で忘れられない瞬間の一枚を厳選してもらった。その場の臨場感と興奮の様子をコメントと一緒に紹介!
【7月27日】400m自由形で連覇した豪アリアン・ティットマス選手、米ケイティ・レデッキーとの対決
この水中写真は、フランスのナンテールにあるパリ・ラ・デファンス・アリーナで開催された女子400m自由形予選における瞬間を捉えたもの。 報道カメラマンのアダム・プリティが水中ロボットカメラを使って撮影したこの写真には、オーストラリアチームのアリアン・ティットマス選手(Ariarne Titmus)とアメリカチームのケイティ・レデッキー選手(Katie Ledecky)という超エリートスイマーの2人が写っている。400m自由形ではティットマス選手がライバルたちを抑えて連覇。ちなみに、レデッキー選手は銅メダルだったものの、1500m自由形では金メダルを獲得している。 プリティは、「競泳の激しさと優雅さを際立たせるとともに、世界トップクラスである彼女たちの強さを表現。今回、新たに開発した水中カメラを使用し、これまでこういった角度から撮影することが困難であったが、写真を通して、競技と選手たちの強さ、オリンピック精神を体現することができた」とコメント。
【7月28日】 仏フェラン=プレヴォ選手、開催国フランスの観客を味方に
エランクールの丘で開催されたマウンテンバイク・女子クロスカントリーで、金メダルを獲得したフランスチームのポーリーヌ・フェラン・プレヴォ選手(Pauline Ferrand Prevot)。 報道カメラマンのジャレッド・ティルトンが印象的だと推す一枚。彼は、「赤、白、青の旗を振って応援する観衆のなか、プレヴォ選手の感極まる瞬間をとらえることができた美しい一枚」とコメント。