オリックス・ルーキー古田島成龍、5倍の3500万円でサイン「すべてが新鮮!あっという間に終わった」
オリックスの古田島成龍投手(25)は2日、大阪市の球団施設で契約更改交渉に臨み、700万円から2800万円アップの年俸3500万円(金額は推定)で来季の契約を結んだ。 年俸が5倍となった古田島は「(球団からは)1年間本当に頑張ってもらって、オフの過ごし方を来年につながるようと言われました。(今年は)すべてが初めてだったので新鮮でしたし、1試合1試合必死に食らいついていたので、あっという間に終わったというのがありますし、良いところで投げさせていただいて、チームの勝利に関わるところだったので、基本的に悔しかったところしか覚えてません」とルーキーイヤーを振り返った。 日本通運からドラフト6位入団1年目だった今年は開幕1軍を果たし、中継ぎとして50試合に登板し、2勝1敗24ホールドの防御率0・79だった。45イニング3分の2を投げて43奪三振の6失点(自責点4)。デビュー登板から、栗林(広島)と宮森(楽天)と並ぶ22試合連続無失点の最長タイ記録に並んだ。 「開き直って投げられた。僕より強い選手たちばかり。純粋に楽しんで投げられていたので、そこは良かったのかなと思います」 子どもが誕生し、家族が増えた1年目を終え、来季は背番号が「97」から今年限りで現役引退した比嘉幹貴投手がつけていた「35」に変更される。岸田護監督の新体制となり、役割は中継ぎから先発へ挑戦することになった。 「(コーチ時代の岸田監督は)優しくコミュニケーションを取ってくれていました。最初、顔がちょっと怖かったんですけど、話してみたら優しい方でした」と言う古田島。「若いうちしか僕自身、先発はできないと思っていますし、本当に挑戦できるだけで幸せなことですし、先発のほうがもちろんやりがいはあると思うので、頑張って、少しでも勝利のピースにはまればいいのかなと思います」と意気込みを語った。
中日スポーツ