新春恒例の東京消防出初式、伝統の「はしご乗り」や「一斉放水」を披露
THE PAGE
東京消防庁は6日、東京ビッグサイト(江東区)で新春恒例の「東京消防出初式」を行った。同庁の職員や消防団員など、およそ3000人の関係者が参加。小池百合子都知事も出席した。
式典では、江戸消防記念会が江戸時代からの火消しの演技「はしご乗り」を披露。高さ6メートルを超えるはしごに体をあずけながら空中で逆立ちする妙技に、観客らからは拍手が沸き起こった。地震災害を想定した訓練の様子が披露されたほか、はしご隊と4台のヘリコプター、消防団による「一斉放水」を行った。
出初式は、明暦の大火(1659年)から間もない復興中の1659年に、老中・稲葉伊予守正則が上野東照宮前で「出初」を行ったことが始まりとされ、現在まで受け継がれているという。