大きさ8倍のズッキーニ…夏野菜が“豊作”“巨大化” 農家は驚き…家計はお得も
実際にナスの卸売価格を見てみると、先月14日までは1キロあたり450円前後を推移していましたが、それ以降の2週間で価格は急降下。先月末には280円前後となったのです。(東京都中央卸売市場による) 夏野菜のパプリカにも“異変”が。かごいっぱいに収穫されていくその実は通常のものより一回り以上大きく、重さも1.4倍ほどだといいます。 赤や黄色に色づいて初めて商品になるパプリカ。そのために大事なのが「日光」ですが… 宮城でパプリカを生産する片岡貴之さん 「5月に日光がなくて、6月に急に暑くなって日射量も増えたのが、大きいのが突然ドカッと一気に同じタイミングで出てきた理由」 色づきを待っているうちに実はドンドン成長。先月になって急に日差しに恵まれたことから、色づきがよい“巨大パプリカ”が大量にできたというのです。
こうした“規格外”の夏野菜は本来、商品になりにくいですが… オイシックス・ラ・大地株式会社 農産部部長 佐藤由梨さん 「『横綱パプリカ』と命名して売ることにした」 食品の宅配を専門とする会社が、先週から通常の大きさのパプリカと同じ価格で販売。(限定約3万個) オイシックス・ラ・大地株式会社 農産部部長 佐藤由梨さん 「この実が大きいので肉厚がすごい厚さ。みずみずしさと甘さ、ジューシー感が本当にフルーツのようなおいしさ」 とれすぎに育ちすぎな夏野菜。おいしく食べることが生産者の助けにもつながります。