万博協会が来場者輸送方針の最終案公表 新たにシェアサイクルや電動キックボードでの来場盛り込む 大型荷物の持ち込み禁止も明記
来年開かれる大阪・関西万博の来場者の輸送方針について、日本国際博覧会協会(万博協会)は10日、最終案を公表しました。 万博協会の来場者輸送対策協議会は、来場者が安全かつ円滑に会場まで来れるよう、輸送の具体的な方針の取りまとめを、おととしから進めていました。 10日に公表された最終案では輸送人数について、「鉄道」が1日あたり13.3万人(機関分担率59%)、「駅シャトルバス等」が2.6万人(11%)と想定しています。 「駅シャトルバス等」は当初、3.0万人(13%)の輸送を想定していましたが、バス事業者から運転手不足や採算が取れないなどの声が出ていることを受け最終案で減らしたということです。 また、最終案では新たにシェアサイクルや電動キックボードでの来場についても盛り込まれました。 万博協会は、会場に駐輪場を整備し、シェアサイクルなどを運営する事業者を10日から来年1月15日まで公募するということです。 このほか、最終案では混雑緩和のために会場への大型荷物の持ち込みを禁止することも記されました。 これに伴い、JR弁天町駅周辺や桜島駅シャトルバスターミナルに大型荷物の預かり所を整備し、一時預かりや配送のサービスを実施するとしています。
ABCテレビ