【フォーミュラE結果】ベルリン2連戦でジャガーとポルシェが星を分け合う、ニッサンはローランドが連続で表彰台を獲得!
バッテリーEVによるサーキットレースの最高峰に位置するフォーミュラE。閉鎖された空港というユニークな舞台で行われるベルリン大会では週末に2レースが行われ、ジャガーのキャシディとポルシェのダ・コスタが優勝を飾った。FIAフォーミュラE世界選手権は5月11~12日、シーズン10第9戦、第10戦のベルリンE-Prixを開催。第9戦はジャガーTCSレーシングのニック・キャシディが、第10戦はタグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが優勝した。 【関連画像】空から見たベルリンE-Prixの様子 早くもシーズンの折り返しを迎えたフォーミュラEのシーズン10。第9戦と第10戦はひとつの週末に2レースを行う“ダブルヘッダー”として実施された。舞台はドイツ・ベルリンに位置し、すでに閉鎖されているテンペルホーフ空港に特設されたサーキットだ。 11日の第9戦は終始、接触上等の超接近戦が繰り広げられ、クラッシュによりフルコースイエローやセーフティカー(SC)ランが宣言されるなど激しいものとなった。そんななか存在感を示したのはキャシディだった。 9番グリッドからスタートしたキャシディは序盤戦は中団での争いで苦戦。17周を終えた時点では最後方の21番手まで順位を下げていた。しかし、中盤から競争力を発揮し始めると、36周目には9番手までポジションアップ。その後もキャシディは快進撃を続け43周目にトップに立つと、最終的には2位に4秒以上の差をつけて今季2勝目を手にした。 2位はDSペンスキーのジャン-エリック・ベルニュ、3位にニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが入った。 翌12日の第10戦も中団からスタートドライバーが優勝した。 10番グリッドから発進したダ・コスタはオープニングラップに6番手まで順位を上げると、7周目にはレースリーダーとなった。11周目には2度目のアタックモードを作動させ、早々に使用義務を消化したダ・コスタはレース後半、キャシディとミッチ・エバンスのジャガー勢を相手に優勝争いを展開。 ダ・コスタは36周目、アタックモードを起動したエバンスに代わってトップに立つと、そのまま順位を譲ることなくフィニッシュ。今シーズン8人目のレースウィナーとなった。 2位にはキャシディ、3位にはローランドが続いた。 第11戦と第12戦の上海E-Prixは5月25日と26日に、中国の上海インターナショナル・サーキットでダブルヘッダーとして開催される。 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 第9戦ベルリンE-Prix 決勝結果 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 第10戦ベルリンE-Prix 決勝結果 FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 ドライバーランキング FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン10 チームランキング
MotorFan編集部