【チャレンジC】長期休養明けのボルドグフーシュ 陣営は「まずは無事に」
<栗東トレセン> ボルドグフーシュは重賞未勝利ながら菊花賞、有馬記念で2着の実績。右前脚の腱周囲炎で昨年の天皇賞・春6着以後は休養していた。河村助手は「長期休養明けなので、万全とは言えませんが、本数は重ねているので形にはなってきました。まずは無事に。来年に向けていい流れを作れたら」と語った。 マキシは昇級の前走・ケフェウスSで2着。辻野調教師は「前回は休養明けで左に張る面もあって、タメを作れませんでした。使ってしっかりして、馬の雰囲気は良さそうです。母と同じで成長がゆっくりなので徐々に良くなっている感じです」と良化を告げる。エリザベス女王杯を勝った母ラキシス同様の成長力で重賞初制覇を狙う。 <美浦トレセン> アルビージャは重賞初挑戦の前走・産経賞オールカマーで5着。「外からよく伸びたし、力の差はないと感じた。人気はないと思うけど、ここでもチャンスはある。あとは初めてになる関西までの輸送がポイント」と手塚調教師。ルメール騎手とのコンビも魅力だ。 秋華賞9着のコガネノソラは、初めて牡馬相手の重賞に挑む。菊沢調教師は「メンバーがそろっているのでどうかだが、中間はいい雰囲気にある。動きも素軽い。あとは前走のように輸送で体重が減らなければ」と話した。 ラーグルフは前走・アルゼンチン共和国杯で11着に敗れたが、宗像調教師は「距離が長かったみたい。2000メートルくらいまでがベスト」と分析。「元気だし、使われつつ体調はアップしている。京都は初めてになるが、距離といい、この馬に合う舞台だと思う」とやる気をのぞかせた。