エース久井、2人にリベンジ優勝なるか

　12月30日（月）横浜武道館で開催されるキックボクシング大会『K.O CLIMAX 2024』のカード発表会見が11日に行われ、［KNOCK OUT-RED（※ヒジあり）スーパーフェザー級王座決定ワンデートーナメント（3分3R延長1R）］が発表された。オープンフィンガーグローブ（OFG）での試合となる。 　KNOCK OUT-BLACK（※ヒジ無し）スーパーフェザー級＆ライト級の同時2階級王者・久井大夢（19=TEAM TAIMU）が参戦、久井が過去に敗北したカンボジアとタイの強豪も参戦する。久井はリベンジを胸に「2試合とも必ず倒す」と宣言した。 【フォト・動画】久井の胴回し回転蹴り！クンクメール戦士が白目剥くKOの瞬間 　久井は新世代のKNOCK OUTエースで、22年には僅か3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就く。その後返上も、昨年9月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王座を獲得し、今年6月に龍聖から判定勝ちを収め、初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王者に。 　その後も連勝するが、前戦の今月2日、ロムイーサン・TIGER REONに首相撲の展開に持ち込まれ、延長判定負けした。戦績は12勝（4KO）4敗。 　今回は昨年返上した、REDのスーパーフェザー級を再び勝ち取りに行く。 　4人制のワンデイで、出場決定選手は、久井が2日に敗北したばかりのロムイーサン（31=タイ／61勝（10KO）31敗2分）。 　更にカンボジア武術クンクメールの強豪で、今年4月に久井に勝利しているパンチャーのピッチ・ソムバッツ（21＝カンボジア／71勝（44KO）4敗3分）と発表された。 　もう一人は後日発表となる。 　組み合わせはまだ決まっておらず、久井は会見で、敗北した2人について「どちらと対戦したいとかは無い」としながらも「このトーナメントを優勝したら間接的にリベンジになる」と優勝を誓う。 　また「普通のチャンピオンとスーパーチャンピオンとあって、自分はスーパーチャンピオン。2試合とも必ず倒す」とKOも予告した。 　今回はOFGとなり「まだ着けたことも無い」としながら「グローブが小さければ殴りやすいし、細かく当てるパンチも効いてくる」と得意とするスピードコンビネーションが生きるとした。 　技巧派ムエタイ戦士ロムイーサン、クンクメールの若き剛腕ソムバッツ、久井は2人にリベンジし戴冠出来るか、そして残り1人は誰になるのか。