映画「名探偵コナン 隻眼の残像」 八ヶ岳連峰の雪山を舞台に大事件の予感 事件の鍵は長野県警警察官の記憶
東宝(東京)は5日、来年4月18日に全国公開される長野県を舞台にしたアニメ映画「名探偵コナン隻眼(せきがん)の残像(フラッシュバック)」の粗筋と30秒の特報映像を公開した。国立天文台「野辺山宇宙電波観測所」(南佐久郡南牧村)のほか、八ケ岳連峰の雪山が主な舞台で、長野と東京の警察組織を巡る大事件を予感させるストーリーだ。 【写真】冬の八ケ岳連峰。モノトーンのパノラマは雪山の厳しさを物語る
八ケ岳連峰で長野県警警部の大和敢助が「ある男」を追跡中、銃弾が敢助の左目をかすめ、雪崩にのみ込まれる。その10カ月後、「国立天文台野辺山」の研究員が何者かに襲われる。雪崩から生還し、現場に駆けつけた敢助の左目は、天文台のパラボラアンテナが動き出すと突如、激しくうずき出す。一方、雪崩事故を調査していたかつての同僚と会う約束をした探偵・毛利小五郎と、主人公江戸川コナンが待ち合わせ場所に向かう途中、銃声が響き渡り―。
長野県警の諸伏高明、上原由衣、警視庁捜査一課管理官の黒田兵衛、私立探偵・安室透などの人気キャラクターも登場。特報映像は小五郎を巡るシリアスな展開をうかがわせる。映画は青山剛昌(ごうしょう)さんの人気ミステリー漫画「名探偵コナン」が原作のシリーズ28作目。