木梨憲武の“直談判”で実現!?ドラマ「春になったら」中井貴一との共演シーンを振り返る
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、俳優・中井貴一さんと、とんねるず・木梨憲武さん。ここでは、今年1月クールに放送され、木梨さんが主演をつとめていた月10ドラマ「春になったら」(フジテレビ系)第4話で中井さんがゲスト出演されたシーンを振り返りました。
◆ドラマ「春になったら」の共演裏話
中井:このあいだ、ドラマ「春になったら」でご一緒したじゃない? 木梨:第4話で私の昔からの親友の役が必要で「誰ですかね?」って言われたときに、数秒で「中井さんにお願いしたい。俺から電話するから」って、制作スタッフよりも先に、中井さんに「こういうお芝居が始まるんだけど、4話に出てくる同級生の役で良いお話だと思うから、1回台本を読んでもらって、ちょっとやってくんないかな?」って言ったら、「1回読んでみる」って数秒で答えを言ってくれたんだよね。 中井:ただ、これだけSNSの世界になってもいまだに電話でやり取りするのって木梨くんぐらいだからね(笑)。普通は「メールに残しときます」とかなのに、いまだに直接電話がかかってきてさ。 木梨:ダメなんだよ~、心を文字にしちゃダメなんだよ。特にお願いごとなんてね、本当は電話じゃなくて中井さんの家の前に行って、「中井さん! この役どうだろう? 忙しいのは分かっています。でも1~2日でできるそうなので」ってさ。 中井:ハハハ(笑)。 木梨:でも、中井さんが(台本を)読んでくれて。「はい、わかりました」ってすぐに答えてくれたから、うれしかったね~。
◆中井が思う「木梨憲武の魅力」
中井:僕がいつも木梨くんのことで“すげぇな”と思うのは、人を引き寄せる力。 木梨:どういうことですか? 中井:要するに、スタッフ全員が木梨憲武の方向に向いていく。僕が「春になったら」に出たとき、テストで木梨くんが1回(芝居が)うまくいったの。そうしたら、後ろにいた助監督たちが「なんだよ、回しときゃよかったな~。もうねぇぞ!」って、木梨くんにも聞こえるように言っていたわけ(笑)。 そうしたら木梨くんが「お前、冗談じゃねぇぞ! 見てろよ!」と言って(本番では)NGを出すんだけど(笑)。でも、そういうのもね……。 木梨:コミュニケーションとしてね。 中井:そう! スタッフたちが「のりさ~ん!」って言いながら吸い寄せられているんだよ。 木梨:吸い寄せられているっていうかね、「そう思ったんなら、ほかの役者に分かんねぇように回しとけよ。特に俺のほうは、いついいのが出るか分かんねぇんだから!」っていうことを前にも言っていたから(笑)。「ド頭の読み合わせのところも回しとけよ」みたいな。 中井:普通、役者ってそれが言えないのよ(笑)。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)