泉谷駿介は13秒32 3組3着で決勝進出ならず 男子110m障害
「パリ五輪・陸上男子110m障害・準決勝」(7日、フランス競技場) 世界選手権5位入賞で日本記録保持者の泉谷駿介(住友電工)は準決勝で13秒32で3組3着となり、着順、タイム上位で残れず決勝進出はならなかった。 4日の予選では13秒27で4組3着に入り、準決勝進出を決めた。1台目のハードルを倒した泉谷は序盤で出遅れたが、中盤以降に挽回。最後は上位3選手が並んでゴールし、写真判定の結果、2位のイタリア選手と1000分の7秒差で3着とだったレース直後は「(1台目に)ちょっと当たっちゃって、もたついちゃったんですけど、うまく立て直して冷静にいけたのがよかった」と振り返った。 この種目で日本選手初の決勝進出に向けて「自分の走りをして冷静にいったら、ちゃんと行けると思う。この2日間で見つめ直して頑張りたい」と話していた。 ◆泉谷駿介(いずみや・しゅんすけ)2000年1月26日生まれ。神奈川県出身。横浜・緑が丘中で陸上を始め、武相高時代の17年に男子八種競技で全国高校総体優勝。順大で110メートル障害を主にする。21年の日本選手権で、当時日本記録の13秒06で初優勝し、23年大会は13秒04で自らの日本記録を更新して3連覇。同年6月の世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)で初出場優勝。東京五輪、22年世界選手権(オレゴン)ではともに準決勝進出。23年世界選手権(ブダペスト)で5位入賞。23年ダイヤモンドリーグ・ローザンヌ大会で日本人初優勝を飾った。175センチ、70キロ。