「実は自分自身で期待していなかった」全米OP逆転Vの笹生優花 表彰式では涙のスピーチ
◇全米女子オープン4日目(日本時間3日、ペンシルベニア州・ランカスターCC) 女子ゴルフの笹生優花選手が逆転優勝を果たして、2021年以来3年ぶり2度目の頂に立ちました。 【画像】笹生優花選手が全米女子オープンで2度目の優勝 笹生選手は3打差5位から5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算4アンダーで逆転優勝。 笹生選手は「辛抱強さ、自分の中でうまくゲームの流れをつかむ力も含まれているかなと思います。今日は結果がどうなろうが自分のプレーを堂々と貫こうとしました」と振り返りました。 「リーダーボードを見ていなかったのでほかの選手の動きは実はよく分からなかった」と話す笹生選手は、12番でこの日2つ目のバーディーを奪いトップに並ぶと、13番で連続バーディーで単独首位へ。 相手とのスコアの差は「16番当たり」に把握した振り返り、「自分のゴルフに集中していたし夢中でした。とにかく難しいセッティングでしたから自分自身がチャレンジをし続けることで精一杯でした。自分のルーティンに忠実に(相手を)考えすぎなかったことが良かったと思います。距離感だったり、風の向きだったりを読み切れたのもポイントです」と語りました。 表彰式では涙をぬぐいながら「家族のサポートをなくしてここに立つことはありませんでした」と話した笹生選手。「今回は優勝は自分自身の視野には入っていなかった、実は自分自身で期待していなかったんですけど、決勝ラウンドでこうやって結果を出すことができて想定外のうれしい結果になりました。これからチームのスタッフと簡単にお祝いするかもしれませんね」と笑みを浮かべた。