現実では末っ子の松たか子、「お姉ちゃんって『こんな感じかな』と」 TBS系新春SPドラマ『スロウトレイン』制作発表会見
女優松たか子(47)主演のTBS系新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」(2025年1月2日午後9時)の制作発表会見が10日、東京・赤坂のTBSで開かれ、松とともに3きょうだいを演じる多部未華子(35)、松坂桃李(36)と星野源(43)、韓国人俳優チュ・ジョンヒョク(33)が出席した。 オリジナル脚本は同局ドラマ「アンナチュラル」、現在放送中の日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」など多数のヒット作を手がけた野木亜紀子さんが担当。ドラマは、両親と祖母を事故で失った鎌倉の実家でフリーの編集者(松)、30歳を過ぎても落ち着かない妹(多部)、江ノ島電鉄で保線員として働く弟(松坂)の3きょうだいは暮らしていたが、突然訪れた人生の分岐点に向き合う。舞台は鎌倉から韓国・釜山へと移り、「家族」を通して痛快、ドキドキな新時代のホームドラマが描かれる。 現実には末っ子の松は「上の2人が怒られているのを見て、末っ子としてズルく生きてきたのでお姉ちゃんって『こんな感じかな』と」と役柄に触れた。松坂は「僕自身、姉弟と育ったので役柄に違和感はなく、(松と多部との)きょうだい役は居心地が良かった」と振り返った。 日本のドラマ初出演で飲食関連の投資会社員役のチュ・ジョンヒョクは「日本語が分からず、1カ月先生について勉強した。セリフを相手に合わせてしっかり話せるか心配でした」と明かしたが、釜山で一緒の撮影も行った多部は「(チュに)会う前から努力して勉強していると聞いていたので、むしろ私がヘマしないように気を付けた。とても現場を盛り上げてくれてムードメーカーでした」と称賛した。 正月2日の放送だけに新年のルーティンを聞かれた松坂は「もちつきです。友人家族とうすなどをレンタルして『ヨイショッ!』。きなこ、ノリをまいてもおいしい」と告白した。来年の目標について、人気作家で松演じる元担当編集者につきまとう役の星野は「来年春にニューアルバムリリースを発表したけど、完成していないのでメチャ頑張りたい」と現実的な目標を掲げ、「釜山に僕は行けなかった。話を聞いて行きたかったなと思います」とぼやきも。 一方、多部は「私と松さんは年女なのでへび年が生かされる年にしたい。何かをしたいですね」と話したものの、松は「(年女を)意識したことない。根気強くいろいろ目指したい。モノの整理、掃除、根気強く…」と続けると「引いてます?」と苦笑した。チュ・ジョンヒョクは「日本語頑張ります!」と宣言した。 最後に松が「寂しさと一緒に生きていくことを正月に考えるドラマです。生きて、生きて、生きていきたいと思います。良いお年を!」と締めくくった。
中日スポーツ