特殊詐欺ルフィグループ“美人かけ子”寺島春奈被告(29)が被告人質問に出廷 フィリピン行きのきっかけは「恋愛ポエム」のTwitter
「犯罪とはわかっていました」
かけ子を始めて10日後の11月13日、ホテルに突然、現地の入管当局が訪れて被告人らは拘束される。そのまま戻ってこなかった者もいるが、自身はこのとき解放された。 当局に拘束・解放された後にもかけ子を続けたのはなぜか。 「13日のことがあって、上の人から『(当局に没収された)パスポートを取り返すから』と言われたので、とりあえずそこまでは待とうと思いました」(被告人) それまでも日本に帰りたいと何度か話したが、「今は待って」「フィリピン側と交渉する」「(当局に)連れていかれた人たちを出せるようにしてるから待って」など、のらりくらりとかわされ、ずるずると続けてしまったという。 最後に裁判長から「(自身がかけ子をして)盗んだ、だまし取ったキャッシュカードはどうなると思ったか」と問われた被告人は、次のように答えた。 「自分が日本でやったように受け子が…とは思っていました。犯罪とはわかっていました」 公判はまだ続く。
弁護士JP編集部