ピエール瀧「“つまらないものはつまらない”って仲間に正直に言う」仕事をするときの“マイルール”とは?
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」(毎週日曜 25:00~25:30)。 9月1日、8日(日)の放送は、Netflixオリジナルシリーズ「地面師たち」の出演で話題の、電気グルーヴのピエール瀧さんをゲストに迎えてお届けしました。この記事では、8日(日)の放送内容を紹介します。
ピエール瀧さんが出演するNetflixオリジナルシリーズ「地面師たち」。小説家・新庄耕さんによる同名小説を、「モテキ」「バクマン。」などのヒット作で知られる大根仁監督が実写化したクライムサスペンスです。綾野剛さんと豊川悦司さんがダブル主演をつとめ、欲望にまみれた不動産詐欺師“地面師”たちの姿を描いています。 地面師チームをまとめるリーダー役は豊川悦司さん、交渉役に綾野剛さん、同じく交渉と仲介役はピエール瀧さん、情報屋は北村一輝さん、“なりすまし”のキャスティング担当役を小池栄子さん、地面師を追う刑事はリリー・フランキーさん、だまされる大手不動産会社の社員役を山本耕史氏さんが演じるなど、濃厚なキャラクターのキャスティングもドラマの見どころの1つです。
高須:瀧は仕事をするときとか普段の生活のなかで“マイルール”みたいなことある? 瀧:マイルールってほどではないかもしれないですけど、つまらなかったらちゃんと“つまらない”って言うってことですね(笑)。 高須:それはほんまやな。 瀧:例えば、企画書をいただいて(仕事を)受けてみたけど、やってみたら思ってたのと違ったり、企画書倒れみたいなときがあるじゃないですか。そういうときは、内輪なりなんなりでちゃんと「つまらなかった」って言わないとダメだなと思っていて。 それを自分が我慢すれば丸く収まるってことじゃなくて、“つまらないものはつまらない”、“くだらなかったらくだらない”ってことをちゃんと(言葉に)出して仲間と共有しないと、チームワークがどんどんぼやけていっちゃう気がするんですよね。だから変に我慢せずに、(マイルールは)そこはちゃんと表明するってことですかね。 高須:なるほどね、それはそうやな。しかも、歳をとると特にそれをしないと自分の立ち位置がブレだすのよね。俺もそうしようと思うんやけど、年齢がいくとやっぱ気を遣いだすのよ。下の人のこととか、(自分の)立場みたいなことで気を遣うねんけど、実はそれ正しくないんよね。 瀧:自分が(気持ちを)飲み込めば丸く収まる瞬間みたいなのがあるんですけどね。 高須:あるんやけど、それは多分飲み込んでいる分だけ納得してないから、自分の立ち位置もちょっとズレちゃうのよね。でも、自分の言葉でちゃんと話してると立ち位置はズレへん。俺もある年齢からそういう気遣いは良くないな、自分の意見がブレるなって、それは確かにそう思う。それは前から思ってたん? 瀧:電気グルーヴに関しては前からそういう感じです。なにしろ相手は卓球くんなんで(笑)。個人仕事にしてもそうですね。そういうふうにしないといけないなと。だからといって(他人の)アラを探すわけでもないですけど。 高須:やっぱり、そうしないと電気グルーヴもブレるよね。 瀧:そうですね。味が薄くなっていっちゃう。 * 現在、電気グルーヴは35周年ツアー“3594”を開催中。10月6日(日)東京都 Zepp Hanedaでおこなわれる追加公演も決定しました。詳細は公式サイトをご確認ください。 (TOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」放送より)