18歳、19歳の新成人が直面する消費者トラブルにはどんなものがある? その1 代表的なトラブル
消費者トラブルを未然に防ぐための対策
前述した消費者トラブルの一部について、新成人が未然に防ぐための方法や対策をまとめると以下のとおりです。 <副業や情報商材の詐欺> ・確実な収益を保証する話に注意する ・大きな利益を約束する広告に警戒する(うまい話はそう簡単にない) ・副業として荷受代行のような疑わしい業務には関与しない(違法薬物の売買に巻き込まれる可能性もある) <美容関連の詐欺> ・即座の契約や施術を促された場合は注意し、すぐには契約をしない ・施術のリスクと料金の説明を要求する。疑問に思ったことは遠慮なく確認する ・長期契約が心配な場合、都度払いにする <出会い系サイトやマッチングアプリの”出会い系”トラブル> ・出会い系サイトやアプリの規約を確認する ・サイトやアプリで知り合った相手が本当に信頼できるか、しっかり検討してから付き合う ・相手の素性を直接確認やSNSの投稿内容を通じて確認する <就活商法やオーディション商法などの”仕事関連”トラブル> ・就活商法に対しては、業者について友人同士で知っている情報があれば交換するほか、まともな業者かどうかネットで検索して調べる。不要な契約は断る勇気を持つ ・オーディション商法についても業者の情報を事前にチェックして、お金を出せないならはっきりと断る ・期待をあおるような勧誘は話半分で聞き、個人情報の提供はできるかぎり避ける <賃貸住宅や電力の契約など”新生活関連”トラブル> ・業者の実績や評判をネットで確認する ・契約条件(賃貸住宅であれば装備品が壊れたときは誰が修理費用を払うのか、退去時には敷金が全額返却されるかなど)を確認する <消費者金融からの借り入れやクレジットカードなどの”借金・クレカ”トラブル> ・借金をする前に本当に必要かよく考え、極力借りないようにする ・リボ払いは借入残高に対して割高な金利と手数料がかかり、支払期間が長期化して総支払額が増えるので利用には注意する ・クレジットカードの利用明細を定期的に確認する