青学大9区 来春アナウンサーの田中悠登主将が快走 異例自ら実況しながらタスキ繫ぐ「青山学院大学、今、トップでタスキリレー!」
「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町) 青学大が9区も首位をキープしたまま、アンカー10区に突入。2年連続8度目の総合優勝に王手をかけた。2位駒大との差は2分21秒に広げた。 【写真】青学大・田中悠登主将が連覇王手の快走 人差し指突き立て歓喜の表情 2位駒大と1分56秒差でスタートした9区の田中悠登主将(4年)。卒業後は地元福井放送のアナウンサーになることが決まっている男は、現役ラストレースで力強い走りをみせた。15キロ手前の給水では苦楽を共にしてきたメンバー外の片山宗哉(4年)と異例の乾杯給水で力を得て、最後は駒大を突き放す走りをみせた。タスキリレーの場面では「今、トップでタスキリレー!」と自ら実況しながら、繫いでみせた。 レース後は「しちゃいました。まったくするつもりなかったんですけど、本当に無意識ですよ。ヤバイですよね」と裏側を明かし、「鶴見で伊藤大海アナウンサーが最高の実況をするって言ってくださっていたので。伊藤さんの実況も聞こえていましたし、それに被せる形になって申し訳ないですけど、僕もいつか何かしらの形で箱根駅伝に携われたらうれしいので、その憧れが出ちゃいました」と、告白。「青山学院大学、トップでタスキリレーって言った気がします」と笑った。