秋篠宮さまが“衝撃のフレーズ”で政府を批判 「“一人の人間として娘を尊重してほしい”と望まれている」
「皇族は生身の人間」
そんな佳子さまのご意思が思わぬ形であらわになったのが、11月30日のお誕生日に際して行われた秋篠宮さまの会見であった。 かねて進んでいた皇族数確保策に関する協議では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について各党がおおむね賛同。この状況を踏まえて記者会は、 〈当事者のご意見を聴取する機会が必要とお考えでしょうか〉 と質問し、これに秋篠宮さまは、 〈該当する皇族は生身の人間。その人たちがそれによってどういう状況になるのか、(略)宮内庁のしかるべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかを知っておく必要がある〉 と述べられたのだった。
政府への痛烈な批判
“生身の人間”というフレーズと相まって、このご発言は大いに反響を呼び、 「12月12日の会見で西村泰彦宮内庁長官は、『その後、(秋篠宮)殿下と具体的に話したかどうかは差し控える』としながら、『仰ったことは心しておかなければならない』『十分にお話を伺う機会は、そうはなかったと反省している』などと述べたのです」(前出の記者) 皇室をお支えする組織の長が“陳謝”するという異例の事態を招いたわけである。もっとも、秋篠宮家の事情を知る関係者によれば、 「殿下は日頃から、側近トップである吉田尚正・皇嗣職大夫とは密にコミュニケーションを取っておられます。その中で、今後の皇室制度に関する話題が出ることは珍しくなく、内容はもちろん、西村長官にも伝わっています」 とのことで、 「今回のご発言は一見して宮内庁に苦言を呈された格好になっていますが、殿下は宮内庁が政府の一機関に過ぎないことは重々ご存知。ご発言の真意は、ご自身や佳子さまのお気持ちを把握しないまま協議を進めていく与野党の政治家、そして、その立法府から報告を受ける政府への“痛烈なご批判”に他なりません。新たな制度がつくられつつある裏で、当事者が抱く思いを世間に知ってほしいと考え、あえて“身内”たる宮内庁の名を挙げてアピールされたのです」(同)