秋篠宮さまが“衝撃のフレーズ”で政府を批判 「“一人の人間として娘を尊重してほしい”と望まれている」
宮内庁は“スケープゴート”
皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授も、 「政治的発言と捉えられかねないため、秋篠宮さまが政府自体を批判することはできません。その意味では、宮内庁は“スケープゴート”にされたともいえます」 そう指摘する。肝心の与野党協議は目下、合意点が見いだせず足踏み状態にある。23年10月に就任以来、議論を主導してきた額賀福志郎衆院議長は、24年11月の特別国会で再任されている。本人に進捗状況を尋ねると、 「今は臨時国会中(12月24日閉会)だから、ちょっと勘弁してください」 と言うのみ。先の関係者が続けて、 「殿下は、眞子さんと共に佳子さまにも『いずれは結婚して民間人となるのだから、その心積もりで』と、幼い頃から言い聞かせて育ててこられました。今回のご発言には『そうやって30まで育ててきて、今さら“残ってください”と言われても困ります』とのお嘆きがにじみ出ていました」
“一人の人間として娘を尊重してほしい”
会見で秋篠宮さまは、この件について佳子さまとは、 〈話し合いをしているということはありません〉 と仰っていた。それでも、 「日頃は頻繁に会話なさらないとはいえ、殿下は“一人の人間として娘を尊重してほしい”と強く望んでおられ、以前から佳子さまの『どうあっても出て行く』という強固なご意思については“娘がイヤだというものは仕方がない”と、理解を示してこられました。従って、今さら翻意を促すべく話し合いをなさるというおつもりもありません。今回は、“娘に成り代わって言いたい”というお気持ちから発せられたもので、こうしたお考えは以前から宮内庁の上層部には周知されており、“念押し”をなさったに過ぎません」(前出の関係者) 後編【佳子さまに起きている“ある変化”とは 「眞子さんの結婚を懐疑的に捉えられるように」】では、眞子さんの結婚への見方が佳子さまの中で変化した理由について報じている。 「週刊新潮」2025年1月2・9日号 掲載
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