坂本冬美(57)母と弟を立て続けに亡くすも「私はしぶとく生きていきます」38歳で世を去った人気アイドルが繋いだ縁も健在
とくに近年、コロナや震災などが相次ぎ、いつどこで何が起きたっておかしくないと皆さんも感じていらっしゃると思います。私も、コロナ禍でステージに立てず、つらい時期が続きました。ですから、それ以降はこれまで以上に1回1回のコンサートを大事にして、お客さんと丁寧に向き合うようにしています。 悲しみが多ければ多いほど、人は強くなるものだなと思いますね。
■人気アイドルが繋いでくれた意外な縁「今の私の癒やしです」 ── 別れといえば、2005年に38歳で亡くなった本田美奈子さんとは生前仲がよく、今でも命日にはお参りを欠かさないそうですね。アイドルと演歌歌手という、いっけん接点が見えづらいお2人ですが、仲良くなったきっかけはなんだったのでしょう? 坂本さん:本田美奈子ちゃんとは、レコード会社が一緒で、宣伝を担当してくれていた方も同じだったんです。デビューは彼女が2年早かったのですが、同じ67年のひつじ年。初めて会ったときから、妙にウマが合うというか、しっくりくる感じで、すっかり打ち解けて。お互いすごく忙しかったので、会えるのは年に1~2回くらいでしたが、会えたときには食事に行ったり、おしゃべりを楽しんだり。お互いの舞台やコンサートにもよく行きましたね。
── 美奈子さんが亡くなってからも、ご家族との交流がずっと続いていらっしゃるとか。ブログにも、まるで家族のように仲良く過ごされている姿があって、心が温かくなりました。 坂本さん:美奈子ちゃんが亡くなって19年が経ちますが、今ではご家族とのご縁のほうが長くなりましたね。毎年、お墓参りに行った帰りに美奈子ちゃんの実家に行って、お母さんお手製の水餃子鍋をみんなで囲むのが恒例になっています。甥っ子や姪っ子ちゃんたちと、めいっぱい遊んで楽しい時間を過ごすのが、私にとってなによりの癒やしです。
当時は甥っ子ちゃんたちも小さな子どもでしたが、今では社会人として立派にお勤めをしていますから、時の流れが経つのは本当に早いものですよね。まるで親戚のおばちゃんのような気持ちです(笑)。 ── 20年近くにわたって温かい交流を育まれてきたのですね。美奈子さんもきっと天国で安心して微笑んでいらっしゃると思います。 坂本さん:あれほど才能にあふれ、歌うことが大好きだった彼女が、志半ばで歌を手放すことになってしまった。どれほど無念だったろう、きっとすごく苦しかったよね…。彼女の気持ちを思うと、すごく切なくなります。もしも自分だったら…と、置き換えて考えてしまいますね。
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