１回裏１死一塁、打者清宮のとき、二盗を阻止する捕手佐藤

◇１２日　「２０２４　パーソル　クライマックスシリーズ　パ」ファーストステージ第１戦　日本ハム０―２ロッテ（エスコンフィールド北海道） 　先発マスクをかぶったロッテの佐藤都志也捕手が、立ち上がりで不安定だった先発の佐々木朗希投手を救った。佐々木は１回、いきなり先頭の浅間を四球で出して無死一塁のピンチ。ここで日本ハムの新庄監督が動き、続く清宮の３球目に浅間が二盗を敢行。佐藤が捕球したのは１３８キロのフォークだったが、素早い送球動作で浅間の二盗を阻止。日本ハムベンチは浅間が刺されて以降、出塁しても足を使えない展開となった。 　「走ってくると思ってたんで、その準備は怠らず、この１週間やってきた。それがいい結果になって、そこからちょっと動きがなくなった感じもしたので。そういった意味では、チームとしてもすごく大きかったんじゃないかなと思います」 　立ち上がりに佐々木の制球が良くないと見るや、２回以降はスライダー中心の配球で８イニングを無失点。さらに９回１死からマウンドに上がった守護神の益田には、全１１球のうち、８球で直球を要求し無失点リレーを完成させた。 　「いい真っすぐがあるときには、真っすぐをどんどん使った方がいい。いい球を投げさせるのがキャッチャー。特にこういう負けられない試合は、後悔しないような配球がベストかなと思います」。１１月９日に開幕する「ラグザス　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　第３回　プレミア１２」で侍ジャパンに初選出された佐藤が、今年の球宴に続き、大舞台で輝きを放った。