【大阪杯展望】昨年のダービー馬タスティエーラVS昨年の皐月賞馬ソールオリエンス
「大阪杯・G1」(31日、阪神) 中心となるのは昨年のダービー馬タスティエーラだ。クラシック3冠で2、1、2着と安定して結果を残してきた世代のエース。年長馬と初対戦となった有馬記念では6着に敗れたものの、直線で外から他馬に寄られるロスが影響したのも確かだ。3カ月ぶりの実戦となるが、美浦Wでの1週前追いでは伸び伸びと加速。6F82秒2-35秒8-11秒2を馬なりでマークと仕上がりは良好だ。古馬G1を制し、世代レベルを疑問視する声をシャットアウトしてみせる。 相手筆頭はクラシック戦線でしのぎを削った皐月賞馬ソールオリエンス。始動戦の中山記念で4着に敗れはしたものの、千八の距離がやや忙しかった印象だ。対タスティエーラでは3連敗を喫しているが、2000メートルの距離なら逆転可能だ。 迎え撃つのは1歳上のプラダリア。京都記念で3つ目のG2タイトルをゲットし、充実ぶりが半端ない。「1週前追いのジョッキーの感触は良かったですし、2000メートルも合うと思う」と池添師。待望のG1タイトル奪取へ向けて、調整は順調そのもの。 京都記念2着のベラジオオペラも侮れない存在だ。昨年のダービーではタスティエーラ、ソールオリエンスと同タイムの接戦を演じた実力馬。長欠明けのチャレンジCを完勝して、明らかにひと皮むけた印象を受ける。 昨夏に重賞を連勝したローシャムパークや破竹の3連勝で愛知杯を制したミッキーゴージャス、復調ムードのG1馬キラーアビリティなども頂点獲りへ虎視たんたん。