【写真特集】阪神淡路大震災20年『1.17の記録』・神戸市オープンデータから
神戸中心部のビルが倒壊
17日で「阪神淡路大震災」発生から20年を迎えた。それに合わせて神戸市では、同震災発生直後の被害状況や復興の様子などを記録した写真、約千点を提供するサイト「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」を開設。写真も自由にダウンロードし「2次利用」できることから、全国各地の自治体などから問い合わせが相次いている。ここに掲載されている写真は、すべてダウンロードしたもの。同市が提供元であることを表示することで、加工や配布を行うことができる。詳しい問い合わせは、同市広報課(078・322・5015)まで。
神戸市内各地の住宅も倒壊
阪神淡路大震災では、写真のような住宅の倒壊も多かった。死者6434人のうち、80%相当にあたる約5000人は、木造家屋が倒壊したため家屋の下敷きになって即死したという。特に1階で就寝中に圧死した人が多かったという。
兵庫県内、JRや私鉄など鉄道の被害
兵庫県を走る阪急電鉄・阪神電気鉄道・山陽電気鉄道といった鉄道が阪神淡路大震災によって甚大な被害を受けた。 東海道本線(JR神戸線)六甲道駅の崩壊。地震発生時に電車をホームに留置していた阪急伊丹線の伊丹駅が倒壊した情景が浮かぶ人も多いのかもしれない。
阪神高速道路などの倒壊
兵庫県内は阪神高速道路が倒壊。中国自動車道も不通になるなど、大変な被害が出た。また、ビルなどが道路をふさぎ通行できないケースも多かった。しかし、倒壊した高速道路を早急に撤去し、新たな道路を不眠不休で復旧へ導いた関係者の姿に心を打たれた人も多かった。
神戸の象徴「みなと」の被害
阪神・淡路大震災によって、神戸の象徴のひとつである「神戸港」も甚大な被害を受けた。摩耶埠頭などもコンテナが倒れたり大変な状態となっていた。約2か月後のコンテナの積み下ろしが再開された。写真はポートタワー付近。このあたりも甚大な被害を受けたが復興し、多くの人が訪れている。
警察・消防・自衛隊などによる救助活動
阪神淡路大震災のため、多くの住宅やビルが倒壊。それによって、警察や消防、自衛隊などが倒壊した建物から住民を救うため懸命な救助活動を続けた。 神戸市のオープンデータでも、こうした救助の光景にかんする写真が多数ある。まさに命がけの光景だ。