チェルシー指揮官、ドーピング検査で陽性のムドリクに言及「選手をサポートする必要がある」
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、ドーピング検査で陽性反応が検出されたウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクについて言及した。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。 現在23歳のムドリクは母国の名門シャフタール・ドネツクで2018年11月にプロデビューを飾った。ロベルト・デ・ゼルビ監督(現:マルセイユ)の下で頭角を表すと、2023年1月には推定総額1億ユーロ(約160億円)でチェルシーへ完全移籍加入。ここまで公式戦通算73試合の出場で10ゴール9アシストをマークし、2023-24シーズンからはかつて数多の名選手が背負った「10番」を継承している。 そんなムドリクだが、定期的な尿検査において摂取されたサンプルから禁止薬物が検出されたことが明らかに。チェルシーはイングランドサッカー協会(FA)の検査プログラムを全面的に支持していると強調しつつ、「ミハイロは禁止薬物を故意に使用したことは一度もないと断言している。ミハイロとクラブは今後、関係当局と協力して陽性反応の原因を突き止める予定だ」と声明を発表した。 ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)リーグフェーズ第6節シャムロック・ローヴァーズ戦の前日会見に主席したマレスカ監督は、ムドリクに関する質問が寄せられると「状況は少し明確になった。クラブの声明に関して付け加えることは何もない」と前置きしつつ、次のようにコメントした。 「クラブ、コーチ陣、そしてトレーニング場にいる全員が彼のことをサポートする。それは全般的なサポートであり、我々は彼を信頼している。このようなことが起こった時には選手をサポートする必要があるんだ。彼はチェルシーの一員であり、チームに関与している選手の一人なので、彼と連絡を取り合うのは私の義務だ。全員が彼のそばにいる」 「このようなことは初めてではなく、他の選手にも起こり得るだろう。彼らは自分たちが何をすべきかを正確に把握しており、だからこそ彼のことを信頼し、サポートするんだ。彼は戻ってくると思うが、いつになるかは分からない」 なお、ムドリク本人はチェルシーの声明と日を同じくして自身の公式インスタグラムを更新。「僕は禁止薬物を故意に使用したり、規則を破ったりしたことは一度もない。完全にショックであり、なぜこのようなことが起こったのかを調査するためにチームと緊密に協力している。僕は何も悪いことはしていないし、すぐにピッチに戻れるという希望を持ち続けている」などと綴っている。
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