スズキ・フロンクスってどんなクルマ?『人とくるまのテクノロジー展2024』に展示されたホワイトボディの正体はコンパクトSUVのグローバルモデル!?
パワーユニットは1.0L~1.5Lガソリンエンジンにマイルドハイブリッドも
搭載されるパワーユニットは1.0Lターボ+マイルドハイブリッド、1.2Lガソリンがインド仕様に、1.5L+マイルドハイブリッドが南アフリカ仕様にあり、販売エリアごとにラインナップは異なるようだ。 トランスミッションは1.0Lターボ+マイルドハイブリッドに5速MTとパドルシフト付き6速AT。1.2Lガソリンに5速MTと5速AGSを用意。1.5Lマイルドハイブリッドは5速MTと4速ATとなっている(SUZUKI South Africa)。
意外に少ない全長4m以下のSUV
フロンクスのサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm。全幅こそ1700mmを超えた、いわゆる3ナンバーサイズにはなるが、全長は4mを切り全高も1550mmと立体駐車場にも収まるサイズ。スクエアなディメンジョンではあるがSUVとしては非常にコンパクトなサイズと言って良いだろう。 国内で販売される国産コンパクトSUVクラスで比較してみると、全長が4m以下なのはトヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキー(3995mm)、スズキ・クロスビー(3760mm)、軽自動車ベースなので比較対象としては公平ではないがジムニー・シエラ(3550mm)が挙げられるくらい。輸入車でもフィアット・パンダ(3685mm)しかなく希少なクラス。なお、日本での販売は今のところ無いがジムニーの5ドアモデルは3985mmと、これもこのクラスに入る。 しかしトヨタや日産が海外、特に南半球市場向けにこのクラスのコンパクトSUVを発表しており、フロンクスも含めこれからさらに伸びてくるのではないだろうか。ホンダWR-Vが好評をもって日本市場に受け入れられたことから、これらの日本導入の可能性もあるかもしれない。
日本への導入は?価格は?
スズキはエスクードとSクロスを生産終了してから、日本で販売しているSUVはクロスビーとジムニー・シエラのみという状況。今や一番の売れセンと言えるSUVのラインナップは喉から手が出るほど欲しいところだろう。 2024年2月8日の「日韓自動車新聞」では日本導入が鈴木俊宏社長の談話とともに報道されているが、2024年5月現在ではその具体的な時期や動向は不明だ。 インドでの販売価格は75万1500ルピー(1.2L/5速MT)~128万7500ルピー(1.0Lマイルドハイブリッド)。日本に導入されるとしてどのようなグレード展開になるかは不明だし、そのままの価格ということもないだろうが、単純換算では約141万6400円~約242万6600円となる(※)。 ※1ルピー=1.88円(2024年5月29日現在) 一方で、1.5Lマイルドハイブリッドのみ販売する南アフリカでの価格は29万7900ランド~35万4900ランド。日本円換算だと約256万3000円~約305万3470円となる(※)。 ※1ランド=8.6円(2024年5月29日現在) https://youtu.be/m8IvE6WYkdI
MotorFan編集部